私の交際範囲は極めて狭い。(笑)
仕事柄、人に会う必要が余りないという点もあるし、
何よりも新たな人脈を広げようとする気が私自身全くないから。

ま、それはともかく。(^_^;)

そんな私でも、知り合いでガンになって治療している人が
知っているだけで5人もいる。
私と同世代なので、皆50歳前後。

彼らには共通点がひとつある。
それは、皆経済的にかなり恵まれている方ばかりということ。

おそらく、毎年のように健康診断や人間ドッグにわざわざ出向き、
昔なら発見されなかったであろう、
見つけなくていいがん細胞の小さな一片を
最新の医療機器ゆえに見つけられて、
高額な抗癌剤治療の恐怖のスパイラルに巻き込まれていく。

どこか体調がおかしいな、と思って病院行くのならともかく
自覚症状が全くないのにわざわざ病気の欠片を見つけられて、
「早期発見できてよかった」と思う神経がわからない。┐(´-`)┌

がん細胞なんて一度できたって、楽しく笑って過ごしていれば
NK細胞が活性化して消してくれるだろうに。
どうして抗癌剤投与して、周辺の健康な細胞まで皆殺しにする必要がなるのか!?
全く理解に苦しむ。

とにかく健康診断なんて私は20年近く全く行っていない。
私の行動の合理性を証明してくれている本がこちら。


本書の主題はたった2点。
1.病気を早期発見し早期治療しても寿命が伸びることはない
2.症状が出てから検査や治療を受けても寿命は同じ
この2点を数々の症例や文献を引用し、証明している。

昨今の厚労省・マスコミの推める早期診断・早期治療の方針に
真正面から異論を呈している。

全く我が意を得たり、である。

ところで、あれほど副作用が問題視されている子宮頸がんワクチンは
注射が痛いのが原因だから接種が再開される、という。
もう呆れてものが言えない。
厚労省のいうことなど無条件に信じていたら、体がいくつあっても足りない。

自分の頭でしっかりと考えて行動する習慣をつけるべきだろう。

ブックレビュー2014 #03