川のほとりに立つ者は
寺地はるな
双葉社
2022-10-20


先入観や偏見は極力排除して、虚心坦懐に物事を見ようと意識してきた。
真実は容易にはわからない。
物事を安易に分かった気になってはいけない。
もう一度、それを思い出させてくれた逸品だった。

題名は『川のほとりに立つ者は』
であるが、主題はそれに続く言葉にある。
すなわち、
水底に沈む石の数を知り得ない。

肝に銘じて生きていこうと改めて思った。