
病気になる人、ならない人
- 土橋 重隆
- ソフトバンククリエイティブ
- 735円
livedoor BOOKS
書評/健康・医学


私の義母は4ヶ月前に「癌」の末期であることを宣言された。
現代医学では手の施しようがない、という医者からの宣告。
義母自身と娘(私の嫁と義妹)の3人がそれを聞き、
義母は人目を憚らずに号泣したという。
実質的にもう医者から「治せません」と宣言された以上
失うものは何もないので、ぜひ正観さんの本でも読んで
「がんを受け入れ」、「感謝する」人生に転換できるかも
と、私はわずかな期待に賭けた。
「プラスの言葉をいつも発すること」
「感謝して、何事も受け入れるといいよ」等々、
嫁がそれとなく伝えた。
しかし、「新興宗教みたいでこわいねぇ」と
受け入れてもらえなかった。
ほんのイントロのイントロ程度の情報で
これほどの拒絶反応をされてはもうおてあげ。(^_^;
義母は無神論者で、神も、霊も、来世も
全く信じていなかった。
3日前、義母は残念ながら逝去した。
もしもあのとき、一人さんや正観さんの本ではなく
本書のような現役バリバリの医師自らが
病気の原因は「心のもち方にある」と宣言し
数々の症例と共に癌を克服した人の話を紹介していたら
義母は受け入れてくれたかもしれない。
そう思うと残念でならない
内容的には正観さんや一人さんの本にすべて書かれている
ことで、特にこれと言って新しい情報はない。
私としては正観さんの主張の正当性を裏書きしてくれたな、
という程度。
ただ、
無宗教で、霊の存在は信じない、「現実主義」な方。
一人さんや正観さんの本を胡散臭いと感じるような方。
「西洋医学万能」を信じて疑わない方。
このような方が病気になったとき、
ほんのちょっと「視点」を変えるのには、
本書は非常に効果的。
現役の医師が書かれていることなので説得力は抜群。
いわば「医学書」の装丁をした「人生論」といってよいだろう。

とがさんも読まれましたか!
私は今回残念ながら(?)本書を購入してしまいましたが、
購入してでも読むのに値する本ですよね。
私は本書の著者土橋重隆先生や、
遺伝子の権威村上和雄先生の考え方はとても好きです。
西洋医学もどうやら限界に近付いているようですね。
遺伝子レベルで病気を治せたとしても、
また新たな病気が生まれてくることは、
何となくわかりますから。
病気になる根本の原因を取りのぞかない限り、
新たなる違う病として現われてきますからね。
>いわば「医学書」の装丁をした「人生論」といってよいだろう。
真髄をついたうまいまとめ方です。