運命におまかせ
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書評/ライフスタイル


山籠もりもせず、滝に打たれることもなく
市井において仙人になる方法を説いた本。

いわゆる自己啓発本やセミナーで勧めるのと
正反対のベクトルを指針する。
・人に親切をするのは止めよう
・反省しない
・家庭ではポジティブにならない
・相手を諦める
・自分を諦める
・自分磨きは、もう止めよう 等々。

根底に「運命はすべて決まっている」という思想がある。
私という存在は「原因」でなく「結果」である。
だから「自分を成長させる」という発想は
「今の自分を否定する」事になるので無意味。
そのまま全部を受け入れてしまえばよい、
という事になる。

無意識のうちに自分にノルマを課してがんじがらめに
してしまいそうになる自分にはちょうどよい歯止めにはなる。
ブレイン・ストーミングとしてちょうど良い。

ただ、これまで私が持っている知識とは異なる情報、
たとえば
・子供は親を選んで生まれてくるのではない
・カルマはない
・自殺しても普通に死んでも同じ
と書かれている点はちょっと?かな。
情報の取捨選択の必要を感じた。
その点でマイナス1して、★×4

全体として、確かに心は軽くなるので
その点は私は評価するが、
この手の不思議な本を読み慣れている私でも
ちょっと鼻白んでしまう箇所がいくつかあった。

読み手によって評価が二分されることが必至だろう。