2007年12月15日
子どもにいちばん教えたいこと

子どもにいちばん教えたいこと
- レイフ エスキス、菅 靖彦
- 草思社
- 1575円
書評/教育・学習

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去年、ある先生にひとつ質問しようとしました。
そしたら、その先生は怒って言いました。
「それは前にも教えたでしょう。
あなたは聞いていなかったのね!」って。
でも、ぼくは聞いていました!
ただ、理解できなかったんです。
レイフは、ぼくが理解するまで、
500回でも答えてくれます。
(P.23)
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レイフとはこの本の著者。
貧しい移民の子どもばかりのクラスを受け持ち、
教え子が続々と名門大学に進学、医者や科学者を輩出している、
今アメリカで最も有名な教師。
教師の端くれとして上記の話は身につまされる。
3分前にした同じ説明をすぐまた
しなくてはならない事態は肉体的以上に
精神的に堪える。(^_^;
が、「一人さんの話」でも聴いてきたので、
努めて笑顔で答える。
「だぁかぁらぁ〜」と声を荒げたくなる自分を理性で抑える。
自分はプロなんだ、と。
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質問に対する私たちの忍耐強い肯定的な態度が、
恐れを乗り越えるゆるぎない信頼感をつちかって
くれるのだ
(P.23)
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は、実践している人のことばだけに重い。
「エミール」でどんなに立派な理想的教育論を唱えても
自らの子供を5人とも孤児院に捨てたルソーをどうしても
私が尊敬できないのは、まさにこの点にある。
実践しない人を私は信じない。
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もしある生徒が掛け算で悪い点数をとったら
それはたった一つのことを意味する。
彼がまだ掛け算のスキルを理解していない
ということだ。
だから私は喜んで再び彼に教えてやるだろう。
(P.106)
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これが本物の実践者の姿である。
本書は、教育に携わる方はもちろん
子を持つ親御さんにもぜひ一読をお勧めしたい。
「勉強ができるようになる」という次元を越えて、
「人間として」の成長を促す知恵満載。
P.246からの教え子の作文が見事にそれを証明している。
教師という職は何て幸せな職業なのだろう。
教師の端くれとして心の底から自分の仕事に
誇りと幸せを感じずにはいられない。
来週からの今学期最後の1週間。
一層「念をこめて」臨みたい。
教師でいられることに感謝しつつ。
文句なく☆×5\(^o^)/
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この記事へのコメント
1. Posted by
つぶ庵
2007年12月16日 08:42
とがさん、おはようございます。
今回の本は、
とがさんが期待していた以上のものだったようですね。
>「だぁかぁらぁ〜」と声を荒げたくなる自分を理性で抑える。
私も職場でよくコンピュータのことを教えています。
そしてそれほど頻繁に使わないコマンドなどは、
先輩や上司など年配者にとって忘れやすいようで、
何度も説明しています。
顔では笑っていて、心の中では、
「またかよ〜」などと思っていたり、
自分が忙しい時などは、
ムッとした対応をしてしまうことも多々あります。
でも、喜びとして教えていれば、
このような感情は起こらないんですね。
とても興味深い本なので、私も読んでみたいと思います。
素晴らしい本の紹介、ありがとうございます。
今回の本は、
とがさんが期待していた以上のものだったようですね。
>「だぁかぁらぁ〜」と声を荒げたくなる自分を理性で抑える。
私も職場でよくコンピュータのことを教えています。
そしてそれほど頻繁に使わないコマンドなどは、
先輩や上司など年配者にとって忘れやすいようで、
何度も説明しています。
顔では笑っていて、心の中では、
「またかよ〜」などと思っていたり、
自分が忙しい時などは、
ムッとした対応をしてしまうことも多々あります。
でも、喜びとして教えていれば、
このような感情は起こらないんですね。
とても興味深い本なので、私も読んでみたいと思います。
素晴らしい本の紹介、ありがとうございます。
2. Posted by 本宮とが
2007年12月16日 11:26
つぶ庵さん、コメントありがとうございます。
本書は小学校が舞台ですが、
教師だけでなく、親・グループのリーダーの方、
誰が読まれても学べると思います。
結局、いくつになって人は教える側か
教えられる側のどちらかに属することになりますから。
1回目の抽選ではずれてしまいましたが
2回目に当選して本当にラッキーでした。
ツイテました(=^0^=)
本書は小学校が舞台ですが、
教師だけでなく、親・グループのリーダーの方、
誰が読まれても学べると思います。
結局、いくつになって人は教える側か
教えられる側のどちらかに属することになりますから。
1回目の抽選ではずれてしまいましたが
2回目に当選して本当にラッキーでした。
ツイテました(=^0^=)
