東井義雄一日一言―いのちの言葉

このところ、スピリチュアルな方面の読書が多かったので
今日はちょっと傾向を変えて、実践的教育者の言葉をかみしめた。
著者は小学校の校長先生だった方だが、大学生に臨む教師の端くれ
の私にも十分応用できる。

致知出版の「一日一言シリーズ」の中の一冊。
文字通り「一日一言」ずつ読もうと思ったが、
とても我慢しきれず、一気に全部読んでしまった。(^_^;

目にとまったものだけを
さらっと挙げてみる。
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3/15
「この子さえいてくれなければ・・・」
と考えたことのある子どもを
「この子がいてくれるおかげで・・・」
と位置づけたときから教育は始まる。
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3/29
志が確立して、体力も能力もその本来の光を放ちはじめる。
志があいまいなものである間は、その人間に転換を与えるものにはならない。
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4/1
川は岸のために
流れているのではない
川のために
岸はできているのである

子どもは
学校のために
来ているのではない
子どものために
学校はあるのである
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4/2
学校はできない子をできるようにしてやるところです。
わからないという子どもをわかるようにしてやるところです。
わからない子のために、学校があり、先生があるのです。
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4/21
授業に既製品はない。
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4/22
教科書にあるのは素材である。
それが生きたものになるかどうかは、
教師に願いがあるかどうかにかかっている。
願いがぼやけていては授業にならない。
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4/30
太陽は
夜が明けるのを待って
昇るのでない
太陽が
昇るから
夜が明けるのだ
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9/29
○は大きく
×は小さく
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一読だけではもったいない。
毎日その日の分のことばを再読しよう。

東井義雄一日一言―いのちの言葉