Bボーイサラリーマン
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EXILEのリーダー・ヒロの自伝的小説。
若き日にヤンチャしていた頃から、
ZOOで絶頂を極めたあと、挫折し、
再びEXILEとなって蘇るまでの人生遍歴。

EXILEに興味を持っているせいもあるのだろうが
非常におもしろく読ませてもらえた。
初めてメンバーと会ったときの回想シーンは
お互いの緊迫感がこちらにまで伝わってきた。(^J^)

ボーカルのATSUSHIが加入するくだりは
様々な事象が奇蹟のようなタイミングで重なり
ATSUSHIはあたかもEXILEに吸い込まれていく
ような感がある。

あのメンバーはやはり皆「EXILE」として集まる
必然があったのだと思わずにはいられない。

ところで。
イイ年してどうしてEXILEにここまで
ハマったのか?

始まりは何気なく観たコンサートが発端。
まだメンバーの名前も全部言えないような段階で
BOで偶々仕入れたDVDのコンサートを軽い気持ちで見始めた。
そうしたら、目が釘付けになった。

メンバー皆が本当に心の底から楽しそう。
頻繁にアイコンタクトし合い、
お互いに心からの笑顔でパフォーマンスしていた。
会場全体が、大げさでなく「愛」に包まれていた。
それは、今まで私自身が実際に行ったことのある、
または見たことのあるどんなコンサートとも違っていた。
心底信頼しあえている人間の絆がそこに見えた。

その秘密がこの本の中にあった。
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愛情のある環境で育ったアーティストは、
愛情のあるパフォーマンスをする。
その愛情が、ファンを本当に感動させるのだと思う。
それがなければ、どんなにテクニックがあっても、
人の心を動かすことなんかできやしない。
・・・
歌を聴いて、訳もなく目頭が熱くなることがある。
これはいい人じゃないと書けない詩だなと思いながら、
思わず涙ぐんでしまったりする。
そういうことはテクニックだけでは絶対起こらない。
スパースターの核心にあるのは、結局は人間性なのだと思う。
そして人間性を育てるのは、愛情のある環境なのだ。
(pp.203-204)
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新メンバーTAKAHIROはこの本をバイブルの如く
擦り切れるまで熟読再読したという。
他のメンバーもHIROを神のように敬い、慕っている。
こんな思想のもとに団結している集団なのだ。
パフォーマンスが際立たないわけがない。

「生きることを喜ぶために、人は生きているのだと思う。」(p.213)
とHIROはいう。
一人さんや正観さんと同じスタンス。
登る道筋は違えど、達人は皆同じ境地に達するようだ。
それがダンスから入ろうと、読書から入ろうと
人それぞれ一番学びやすい形から入っていけばよいのだろう。

EXILEに出会えてよかった。
心からそう思える書。
EXILEバカの必読書といわざるをえない。(^^)V

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売上冊数:1冊
売上金額:345
在庫数:1,612冊
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歩数:11,703歩
ノルマ達成\(^o^)/
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ありがとう:1,062
マラソン累計:1,681,937
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今日の体重:62.7�