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<夏休み読書第5冊目>
ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

先日、「ドラゴン桜」を読み漁っていたときに
その中で「副読本」として紹介されていた。
題名だけ覚えていたのだが、
本屋へ行ったときに、平積みされていたので
思わず買ってしまった。

科目毎に7人のプロの先生方による解説。
「なぜ学び、何を学ぶか」を独自の視点で
語ってくれている。

さすがにプロ中のプロの先生ばかりなので
それぞれの専門分野について日常生活とその科目の
関連づけをわかりやすく、また的確な比喩を交えながら解説。

この本を読めば、数学の「因数分解」なんて
実生活でまったく使わないから不要だ!
という類の愚論を吐くことはなくなるだろう。

その書名の通り、16歳の高校生が読めば、
「受験勉強の意味」が明確化し
モチベーションが高まること請け合い。

と同時に、それを過ぎ去った我々のような世代が読めば、
我が子の受験勉強を「かわいそうに」等といった
誤った同情的視点でなく、肯定的に意義付けできるだろう。
むしろ、我々の世代が読むと「受験勉強の意味」が
一層よくわかるかもしれない。
子どもの教科書を今読むと、
教科書の面白さを再発見できるように。

ただ、大人の知的好奇心をも十分満足させるほど内容は濃い。
たとえば、「物理」の解説に「間主観性」という言葉が
出てくるが、こんな用語は初めてみた。
この概念はものを考えるのにこれから使える。(^^)V

正直に言えば、この本の内容をおもしろいと感じることのできる、
知的レベルがあれば、逆説的ではあるが、
そもそもこの本を読む必要がないといってよいかもしれない。(^_^;)
わが息子が5年後にこの本を読めるところまで
知的に成長しているかどうか、楽しみに眺めていたい。

「全国学校図書館協議会 選定図書」だけのことはある。
各科目30頁ほどで先生方の思想のエッセンスを読むことができ、
しかも値段は学参扱いなのか800円かそこらと低額。
コストパフォーマンスは際立っている。
文句なく★×5

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~