東大合格生のノートはかならず美しい

東大合格生のノートはかならず美しい
進研ゼミで有名なベネッセの編集者だった著者が
偶然、知り合いの東大生のノートを見せてもらったところ、
恐ろしくきれいだった。
これはたまたまその学生固有の特性なのか
それとも東大生全般にあてはまることなのか
興味を持った。
知り合いに頼んで借りまくって集まったノートが200冊。
そこに共通して見える東大生のノートの特徴を
7つの法則にまとめている。
アマゾンのレビューを読むと、評価が真っ二つに分かれている。
これだけ見事に評価が分かれる本も珍しい。(^_^;)
読者が求めているものが多岐に渡っていたということだろう。
本書に勉強法を期待するのは間違っている。
本書の存在意義は実際のノートをカラー写真で載せていること。
それに尽きる。
本の装丁が実際のノートの大きさと紙質に近いため
非常に雰囲気がよく伝わっていて参考になる。
勉強方法や合格体験記はおまけであると割り切って
考えれば、十分買いである。
それにしてもこういう本を見ると、もう一度
受験生に戻って受験し直したいと思う。
「もっとたくさん勉強しておくべきだった」という後悔ではない。
自分にやれることは当時もすべてやっていた。
もっと合理的に勉強できたのではないか、
という反省である。
通信添削なんて不要だった。
参考書なんて要らなかった。
睡眠時間は削るんじゃなかった。
授業をもっと大切にすべきだった。。。
反省はいくつもある。
でもこれらはすべて息子の受験時に活かせるから、
それはそれでいいかな。
2009年度ブックレビュー#16
コメント
コメント一覧 (2)
> 今回も面白そうな本を読まれましたね。
ずっと興味はあったのですが、
アマゾンのレビューが余りに評価が
分かれていたため、躊躇っていました。(^_^;)
たまたま本屋で実物を立ち読みして、
「これはいい!」と判断して購入した次第です。
ノート作りにも個性があるため、
一概にただ見ばえがきれいなだけでは意味がないのですが
自分があとで見直すとき、わかりやすいものであれば
何でもいいのでしょうね。
それぞれこだわりがあって、観ているだけで
面白かったです。
今回も面白そうな本を読まれましたね。
そう言われれば私のノートは汚かったです。
字もそうですし、なぐり書きが多かったような・・・
そもそも、ノートを取っていたかも疑問です。(笑)
ですから成績が悪かったんですね。
勉強のできる友達から借りたノート、
確かに綺麗だったように記憶してます。
今更ながらに納得です。
>反省はいくつもある。
これらは真剣に勉強されてこられたからこそ
言える言葉なのでしょうね。
私の場合、「授業をもっと大切にすべきだった」
以外は全部逆です。(笑)
興味深い本の紹介をありがとうございました。