あの世はどこにあるのか
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書評/


以前、「運命におまかせ」を読んだときも感じたことだが、この著者の作品は頷ける部分とそうでない部分とが激しく混ざり合う。

たとえば、「私は生まれたくて生まれたんじゃないんですね」(P.59)や「自分の●●を飲むシーン」(P.82)なんて、思わず鼻白んで、
本を捨てたくなる。┐(´-`)┌

一方、「運のあげ方は何か?」の問い(P.251)に対しては
「ひと言で言えば、自分を肯定して、運命を受け入れ、
すべてを手放せばいい。欠点も愛おしい自分の一部だと
受け入れることが出来た時、人は時空そのものに広がる」
と答えている。
最後の最後に辛うじて共通点を見いだすことが出来た感じ。(^_^;)

基本的に、「道教的色彩」が強い。
無為自然
良く言えば、とても自然体。
悪く言えば、常識ハズレ。
それを魅力と感じる人はいるだろうが、私は無理。(^_^;)
アマゾンのレビューが概ね好評なことに
むしろ驚いている。

ネプチューンというお笑いグループに「ホリケン」という
奇想天外な芸人がいるが、著者の森田健という人物、
スピリチュアル界の「ホリケン」といった感じ。
あの芸風(!?)に限りなく近い。
名前もよく似ているし。
面白いことは面白いのだが、見終えた後に残る
一抹の疲労感。。。

献本して頂いてこんな事を言うのも申し訳ないが、
彼の著作を読むのはこれが最後になるだろう。




2009年度ブックレビュー#19