2009年03月27日

ぼくはオンライン古本屋のおやじさん 4

書名の通り、ネットで古本屋をされている方の体験記。
ネット書店開設から日常の業務一般を日記風に描いている。
いわば、私の同業者。σ(^◇^;)

ぼくはオンライン古本屋のおやじさんぼくはオンライン古本屋のおやじさん
著者:北尾 トロ
販売元:風塵社
発売日:2000-10
おすすめ度:4.0
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せどり業に向いている人の資質を3点挙げている。(P.27)
1.本が好きで本に囲まれる生活が嫌でないこと
2.読書家であっても蒐集家でないこと
3.派手好きでないこと

確かに。(^_^)
せどり業者の特徴をよく言い当てていると思う。

好きな本が読めて、
それを自分の付けた値段でヒトサマが買ってくれて、
それで感謝される。
一粒で3度も楽しめる。
こんなおいしい仕事はそうそう世の中に
転がっていないと思う。

これで生活するとなると、相当大変だと思うが
副業と割り切れば、本好きな人にとっては、
最高の副業と言えると思う。

ただし。。。。
本書がこれからせどりを始める人にとっての
手引き書となるかと言えば、
残念ながら「No」と言わざるを得ない。

その理由はひとつ。
情報が古すぎること。(^_^;)

この本が書かれたのは2000年。
著者は自分でホームページを作り、
仕入れた本のリストをホームページに載せ、注文を待つ。
一日2回ダイヤルアップでネットに繋ぎ、
メールをチェックし、注文を受けたら、
郵便局の振込書を同封して購入者に送る。

こんな作業を毎日繰り返しているが、
今どきこんなのどかな(?)せどり業者はいないだろう。

時代は2002年から劇的に変化した。
なぜなら・・・

アマゾンマーケットプレイスが登場したから。
そこからネットの書籍販売は劇的な変化を遂げる。

今やアマゾンを抜きにして、書籍販売は
新刊本も古本も考えられないだろう。

私がせどりをスタートするのが2004年。
今から5年前。
当時でさえ、ネットはすでに常時接続が一般的だったし、
アマゾンの出品は、自分で一からホームページを
作るより断然ラクチン。
代金の受取もすべてカードを介してアマゾンが
代行してくれるので、一番面倒な代金の受取の
手間を考えなくていい。
その分、アマゾンの手数料の高さを「ぼったくり」と
表現する同業者もいるが、私は仕方ない、と
割り切っている。
まっ、それはともかく。(^_^;)

以上のように、せどりを取り巻く環境は
本書が書かれた時代とは格段の違いがあり、
とても参考にはならない。

ただ「せどり」という仕事のもつ「マッタリ」とした
地味な空気感はとてもよく伝わっている。
仕入れに行って、それを出品し、
それがいつかわからないある時に
ひょっこり売れた時の予定外のタナボタ的充足感は、
当時も今も全く変わらないせどりの醍醐味。
そのあたりのワクワク感はとてもよく伝わっている。

せどりの具体的な方法論でなく、
せどりという仕事のもつ雰囲気を感じるのに
最適の一冊。その点に絞って読むのが正解。

2009年度ブックレビュー#35

edge7 at 18:07コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ!
 

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コメント一覧

1. Posted by つぶ庵   2009年03月28日 09:39
とがさん、おはようございます。

おっ、今回はとがさんの趣味と実益に合った本ですね。

>その理由はひとつ。
>情報が古すぎること。(^_^;)
確かに。
本の表紙写っているPC、かなり古そうですね。(笑)

>今やアマゾンを抜きにして、書籍販売は
>新刊本も古本も考えられないだろう。
言えてますね。
私は1日最低1回はアマゾンにアクセスします。
どんな本が売れているか見るのが楽しいですし、
本以外のモノもアマゾンで買うことが多いですね。

>その分、アマゾンの手数料の高さを「ぼったくり」と
>表現する同業者もいるが、私は仕方ない、と
>割り切っている。
7-11のロイヤリティーも高いと聞きます。
でもシステムの構築、ブランド力などを考慮すると、
とても個人では太刀打ちできませんからね。

>ひょっこり売れた時の予定外のタナボタ的充足感は、
>当時も今も全く変わらないせどりの醍醐味。
臨時収入は嬉しいですよね。
私はせどりではありませんが、
アマゾンでのアフィリエイトで
ギフト券が来た時はとても嬉く、
購入して頂いたどこかの誰かさんに、
いつも感謝しています。

面白そうな本の紹介、ありがとうございました。
2. Posted by 本宮とが   2009年03月28日 11:53
つぶ庵さん、コメントありがとうございます。

> おっ、今回はとがさんの趣味と実益に合った本ですね。

どんなスタイルでやられているのか
興味を持って読んでみましたが、
方法論は役立ちませんでしたが、
同じ空気感を感じました。(^_^;)

> >その理由はひとつ。
> >情報が古すぎること。(^_^;)
> 確かに。
> 本の表紙写っているPC、かなり古そうですね。(笑)
たしかに(笑)

> >今やアマゾンを抜きにして、書籍販売は
> >新刊本も古本も考えられないだろう。
> 言えてますね。
> 私は1日最低1回はアマゾンにアクセスします。
> どんな本が売れているか見るのが楽しいですし、
> 本以外のモノもアマゾンで買うことが多いですね。
東京で暮らした方で、こちらの田舎に引っ越された方が
言っていました。
「アマゾンがあるから田舎でも暮らせる」と。
たしかに本を読む習慣がある方で
一番のネックは近場に本屋がないことでしょうか。
アマゾンは本当に偉大です。

> でもシステムの構築、ブランド力などを考慮すると、
> とても個人では太刀打ちできませんからね。
おっしゃる通りです。
もう一つアマゾンに匹敵するほどのシステムが
あると競争原理が働いていいのですが、
古本に関しては圧倒的な力の差ですね。
ヤフオクが出品が面倒なので。。。

> 私はせどりではありませんが、
> アマゾンでのアフィリエイトで
> ギフト券が来た時はとても嬉く、
> 購入して頂いたどこかの誰かさんに、
> いつも感謝しています。
そうそう。
アフィリエイトはまさにタナボタですね。
今日もありました。(^o^)
本当にありがたいです。

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