1年ほど前、「「ナガタ」と「ナガサキ」」という話でエントリーした、
小林正観さんと神渡良平さんの雑誌のインタビュー記事が全文収録された本。

神さまが教えてくれた幸福論
神渡 良平, 小林 正観
致知出版社 ( 2008-12 )
ISBN: 9784884748371
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


普段の講演ではなかなか話せないような話題も
神渡さん相手で話し弾んでどんどん拡がっていく。
神話時代の日本人のこと。
古文書のこと。

日本人の他民族には見られない優れた、
「和の精神」を現す逸話の数々を紹介。
その中でも圧巻は、中央大時代の恩師・中西教授の
イスラエル訪問時のホテルでの逸話。
これは初耳。
実際にこれまで一度も話したことない話と
おっしゃっていた。

日本人がいかに格式高い民族であるかを知ることができる。

個人レベルでも「自己肯定」「自己否定」どちらも必要。
日本人は「自己否定」が強すぎる傾向があるから
もう少し「自己肯定」してバランスとった方がいいだろう。

その意味で本書はこれまでだれも決して教えてくれなかった
内容の「肯定要素」をたくさん提供してくれる。

日本人に生まれて幸せだ〜〜、
と心の底から思える本。
そう思いたい人だけ読めばよい。

日本人の粗探しをしたい人が読んでも不快になるだけだろう。(笑)

2009年度ブックレビュー#70