先日、DVDを見て感銘を受けたので、早速著作を読んでみた。
「潜在意識」という用語はあまり多くは出てこないが、
彼の基本思想をうまく小説の中に溶かし込んでいる。
「心のブレーキの外し方」では、非常に論理的なスタンスで
話を進めていたが、本書は全く異なるアプローチ方法を採っている。
どちらかというと江原さんのスピリチュアル講話に近い。
たとえば、こんな輪廻転生の話。
彼の思想の根っこはおそらくこちらのスピリチュアルな面にある。
しかしそれを全面に出してしまうと、「摩訶不思議な」世界に迷い込んでしまうので、「論理」のタガで自らを締め付けている。
ただこのスピリチュアル思想の上に
「潜在意識」の話がのっているので、石井さんの話は
私には非常に受け入れやすい。
逆に言うとスピリチュアル視点を持たない方には
彼の理論は全く胡散臭いものに聞こえるだろう。
アマゾンのレビューで低評価を付けている人は
そのあたりがどうしても受け入れがたいのだろう。
人それぞれなのでそれはそれでしかたがない。(^^;)
持っていない人には、何度か輪廻を繰り返さない限り、
決して理解できないことだろうから。
越智啓子先生の言われるように
「すべてはうまくいっている!!」
のである。(*^^)
2009年度ブックレビュー#106
「潜在意識」という用語はあまり多くは出てこないが、
彼の基本思想をうまく小説の中に溶かし込んでいる。
「心のブレーキの外し方」では、非常に論理的なスタンスで
話を進めていたが、本書は全く異なるアプローチ方法を採っている。
どちらかというと江原さんのスピリチュアル講話に近い。
たとえば、こんな輪廻転生の話。
人間は何度も生まれ変わる。そして、いろいろな人生を経験する。
どんなに幸せに恵まれている人だって、かつては辛い人生を生きたかもしれないし、
どんなに不条理な死に方をした人も、
次にはものすごく愉快な人生が待っているかもしれない。
(P.119)
彼の思想の根っこはおそらくこちらのスピリチュアルな面にある。
しかしそれを全面に出してしまうと、「摩訶不思議な」世界に迷い込んでしまうので、「論理」のタガで自らを締め付けている。
素直ってのが意外に難しい。これは自分自身への戒めとも読める。
行き過ぎると迷信になっちゃうからね。
自分を失って、怪しげなものに依存するようになっちゃう。
だからちゃんと地に足をつけて、物質世界を健全に生きながらも、同時に神さまのことも聞けるような素直さをもつっていうのはね、これはかなりのバランス感覚が求められるんだよね。
(P.50)
ただこのスピリチュアル思想の上に
「潜在意識」の話がのっているので、石井さんの話は
私には非常に受け入れやすい。
逆に言うとスピリチュアル視点を持たない方には
彼の理論は全く胡散臭いものに聞こえるだろう。
アマゾンのレビューで低評価を付けている人は
そのあたりがどうしても受け入れがたいのだろう。
人それぞれなのでそれはそれでしかたがない。(^^;)
ボクの言葉が、染みこむように純平の心に入っていくのはなぜだと思う?もともと自分の中に「それ」を持っている人は理解できるし、
それはね、ボクが話してきたことが、すべて純平の中に最初からあったからなんだよ。
だから純平、思い出せばいいだけなんだよ。
難しくなんてない。
昔信じていたものを、ただ思い出そうとするだけでいいんだ。どこかに置き忘れてしまった宝物を探す旅のようなものなんだ
(p.118)
持っていない人には、何度か輪廻を繰り返さない限り、
決して理解できないことだろうから。
どんなに回り道をしたとしても、やはりすべては光へと導かれている(P.163)そう信じているからこそ、私は何があっても笑って生きていける。
越智啓子先生の言われるように
「すべてはうまくいっている!!」
のである。(*^^)
2009年度ブックレビュー#106
コメント
コメント一覧 (2)
> 一人さんも精神世界について、
> 「崖から頭を少しだし下を眺めるくらいがちょうどいい。
> それ以上体を出すと落っこちてしまう。」
> と言ってましたね。
はい、そのフレーズ、私もよく覚えています。
> スピリチュアル思想はそれにすがるのではなく、
> 好奇心からちょっと覗き見して心の疲れを取るくらいがちょうどいいのでしょうね。
仰る通りです。
現世の物質世界をしっかり生きないと、
この世に生を享けた意味がありませんものね。
> >ただこのスピリチュアル思想の上に
> >「潜在意識」の話がのっているので、
> この点は「鏡の法則」の野口さんも同じですね。
たしかにそうです。
同類の空気を感じます。
> 難しい心理学もスピリチュアル思想を加えると
> 興味もわき、すんなり理解できますよね。
我々にはとても相性のいい本だと思います。(*^^)
今回の本も私が読んでみたいと思っていた1冊なので、
こうしてレビューをしていただき感謝です。
>これは自分自身への戒めとも読める。
一人さんも精神世界について、
「崖から頭を少しだし下を眺めるくらいがちょうどいい。
それ以上体を出すと落っこちてしまう。」
と言ってましたね。
スピリチュアル思想はそれにすがるのではなく、
好奇心からちょっと覗き見して心の疲れを取るくらいがちょうどいいのでしょうね。
>ただこのスピリチュアル思想の上に
>「潜在意識」の話がのっているので、
この点は「鏡の法則」の野口さんも同じですね。
難しい心理学もスピリチュアル思想を加えると
興味もわき、すんなり理解できますよね。
面白そうな本の紹介をありがとうございました。