Qさま!!』というクイズバラエティ番組がある。
嫁と息子が大好きで毎週欠かさず見ているので、
時々私もオコボレを見る。
そこに出演しているインテリ芸人の第一人者
「ロザン・宇治原」が主人公の自伝的小説。

京大芸人
菅 広文
講談社 ( 2008-10-30 )
ISBN: 9784062150187
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


著者は相方・菅。
お笑い芸人らしくギャグを散りばめながら、
軽妙な筆致で「京大芸人」が出来上がるまでを
面白おかしく描く。
宇治原は今も淡々としているが、当時からクールな
勉強ロボットだったようだ。(^^;)

宇治原が京大生の時に、吉本に入社したとは知らなかった。
しかも、その高学歴を売りにすべく、高校生の時から
相方と芸人になる道を選んでいたとは。(⌒▽⌒;)
そしてどちらかと言えば、主導権は著者である、
相方・菅が握っているように感じる点もオモシロイ。

本書では、同じ高校で知り合った馴れ初めから
京大合格までの経緯と宇治原の勉強方法、
京大合格からヨシモトオーデション合格までの苦心の跡を辿る。

ロザン宇治原を知っている者には非常に楽しめる一冊。

余談ながら、彼らの実際のコントもぜひ見たくなった。
早速、次回のDISCASで予約してみることにする。
そのレビューはまた後日。(*^^)

2010年度ブックレビュー#003