日本人のための日本史を語り尽くす、
全8冊シリーズの第3回配本。
今回は明治篇。


学生時代、「日露戦争」関連で暗記した用語は
「1904年」「ポーツマス条約」「小村寿太郎」くらいだが、
歴史的意味について考えたことはなかった。

しかし、この日露戦争こそ20世紀における最大事件である
と、昇一先生は断言する。
それは有色人種が世界史上初めて白人に勝った戦争だったから。

それまで白人が世界中を植民地化し、
それが世界的にも当然のこととされていたが、
日本人が大国ロシアに勝利したことにより
その流れを止めた。

「有色人種が白人に勝てる!」ことを
目のあたりにし、有色人種は無限の希望を得た。
実際、日露戦争以後、白人の植民地は一つも増えていない。

立派な指揮官、勇敢な兵士、最新兵器、有能な政治家
これらが見事に融合しあい、大国ロシアに勝利した、
その舞台裏を縦横無尽に語り尽くす。

教科書には絶対出てこない歴史的事実が
今回もテンコ盛り。
歴史の授業でこんな話をしてくれたら、
授業は絶対もっとおもしろくなるし、
日本に誇りを持てるのに。

しかし、学校で教えてくれないのなら、
自ら学ぶ気概がもつだけのこと。
勉強するのに遅すぎることはない。

次回は「江戸時代」。7月配本。(^-^)

2010年度ブックレビュー#046