命の授業
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全く偶然にこの数ヶ月でこの動画に関連する番組に2つ出会った。
まずは6月に、Podcast「新刊ラジオ(第1144回)」
これを聴いて興味をもち、読もうと思いつつ、読めずにいた。
すると、まるで読むことを急かすかのようにその1ヶ月後
「アンビリバボー7/8日放送分」で、再び腰塚先生が登場。
これは読まないワケにはいかない。(;´▽`A``
早速読んでみた。
「鬼の腰塚」の異名をとった熱血教師がスキー事故により
頚椎を損傷し、医者から「一生車イス生活」を宣言される。
自分ひとりでは何もできないことに絶望し、
自殺未遂までもするが、妻や同僚、教え子の支えで
再び生きる希望を見出し、奇跡的回復を遂げるまでの
波乱万丈を描く。
その過程で人生観を180度転換し「5つの誓い」を立てる。
言葉にすると簡単だが、この境地に到るまでには
どれほどの深い絶望と暗い深淵を彷徨ったことだろう。
著者の苦悩は想像に余りある。
しかし、今はこう断言する。
「麻痺してあまり動かない右半身と下半身」は
私にとっての宝物です。
いつも私に、
「手足が当たり前に動くことの幸せ」を
教え続けてくれるから(P.81)
平凡な一日は実に非凡であること。
つい忘れてしまう。
普通な毎日こそ奇跡であることを。
「ありがとう」を言い続けていたら「ありがとうを言いたくなるような幸せな出来事」が起き始めた(P.116)正観さん思想の正しさを証明してくれる人が
ここにも現れた。(^-^)
200ページにも満たない小著だが、
カラー写真を多用し、行間も広く
非常に読みやすい。
中学生にも読める。
若いうちにこんな良書に触れておけたら、
一生の財産だろう。
人生に行き詰まった方も読むといい。
何もしなくてもいい。
生きているだけで、人は誰かを幸せにしていることを
きっと気づかせてくれるから。
2010年度ブックレビュー#060
コメント
コメント一覧 (2)
> 私もこの本読みました。
お〜〜、さすがつぶ庵さん!
この手の本は外しませんね。(笑)
> 名医による手術や、その名医もたまたま訪れて病院、
> それも帰りの電車を待っているときと、
> 偶然の積み重ねは運命的なものを感じました。
本当にそうですね。
生きてお務めを果たせ、という天の意志でしょうか!?
> >その過程で人生観を180度転換し「5つの誓い」を立てる。
> 「5つの誓い」は素晴らしいですよね。
> 私もこの誓いのように目、口、耳、手足、心を使っていきたいです。
おっしゃる通りです!
> 『笑顔でいよう。どんなときも「ありがとう」と言おう』
> と決めたら手足が少しずつ動くようになるなんて
> 笑顔やありがとうパワーは絶大ですよね。
最近、ありがとマラソンサボっているので
再開しなきゃいけないな。(;´▽`A``
私もこの本読みました。
一生寝たきり、良くて車椅子と言われた症状が
多少麻痺が残るものの歩くまで回復するとはとても驚きでした。
名医による手術や、その名医もたまたま訪れて病院、
それも帰りの電車を待っているときと、
偶然の積み重ねは運命的なものを感じました。
>その過程で人生観を180度転換し「5つの誓い」を立てる。
「5つの誓い」は素晴らしいですよね。
私もこの誓いのように目、口、耳、手足、心を使っていきたいです。
>正観さん思想の正しさを証明してくれる人が
>ここにも現れた。(^-^)
『笑顔でいよう。どんなときも「ありがとう」と言おう』
と決めたら手足が少しずつ動くようになるなんて
笑顔やありがとうパワーは絶大ですよね。
また、とがさんがおっしゃるように「普通な毎日こそ奇跡」なので、
それに対する感謝を忘れてはなりませんよね。