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本が好き!様よりご献本頂いた。
(^人^)感謝♪
まさか「本が好き!」でゴルゴに会えるとは
思わなかった。(笑)

ゴルゴ13
  • さいとうたかを
  • リイド社
  • 550円
Amazonで購入
書評


ゴルゴ13ほど好き嫌いが極端に分かれる劇画も
少ないのではないか。
私の友人で「ビッグコミック」を毎週買って
愛読している人がいるが、その彼は、
「ゴルゴ13だけは読まない」と断言する。
一方、私はコミックは苦手でほとんど読まないが
「ゴルゴ13」はその中の数少ない例外の一つで
ある時期まですべて買い揃えていた。
100巻を超えたあたりで挫折してしまったが・・・(;´▽`A``
それでもどこかの待合室に「ゴルゴ」があれば、
必ずそれを手にとって読む。

ゴルゴ13の面白さは、政治・経済のリアルな現実に
シンクロしている点だろう。
本書でも、携帯電話で使われるコルタンの違法採掘
で揺れるコンゴの内紛を扱っている。「コルタン協奏曲」
現実の社会問題を基軸に、超A級スナイパー・ゴルゴ13
の超人的狙撃を絡めて事件を大ドンデン返しの形で解決させる。
120%ありえないと知りつつも、
その非現実的解決が溜飲を下げる。

最後に、
アフリカの大地は、豊富な資源に恵まれて、
世界の工業生産に寄与しているが、
アフリカ自身が豊かになることはなく、
背後で操るものに利益を産む図式は
17世紀から変わらぬ状況である。(P.130)
と見事に締める。

硬派な話題ばかりではない。
最新のIT用語も飛び交う。
「ググれ」
ゴルゴ13
このアンバランスさが魅力。(^-^)

本書では、依頼者へのキャンセルの連絡を電子メールで送ったが、
着信確認できなかった。送った直後に依頼者のPCがウィルスに感染したのだろう、と推理している。(P.32)
今は連絡にも電子メールを使っているようだ。(笑)
ゴルゴだけにGmailを使っているに違いない。(;´▽`A``

硬軟織りまぜて、私の知的好奇心を満足させてくれる。
こんな劇画は他にない。
今後もゴルゴ13は読み続けていく。

2010年度ブックレビュー#063