片山さつき
かんき出版 ( 2010-03-02 )
ISBN: 9784761266684
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著者は片山さつき氏。
東大法学部卒、大蔵省(現財務省)入省。
その後、衆議院議員。
昨年の総選挙で落選するも
先月の参議院議員選挙で自民党比例代表で
自民党最多得票にて一位当選で国政復帰する。
ただ、本書は今年の2月、彼女がまだ当選する前
浪人時代に書かれた。

2005年のいわゆる「郵政選挙」で「刺客」として
送り込まれた一人。
ただこの経歴から見てもわかように、
エリート中のエリート。並の「刺客」でない。(笑)

本書では、民主党政権の政策の欠陥と誤謬を
論理明晰に説いていく。
現実の問題を解決する端緒として
7つの自立を提案している。
20年以上も財務省官僚として一線で
活躍していた頭脳からは数字が機関銃のように
飛び出す。
本当の「霞が関改革」は官僚の経験も十分にもつ、
彼女のような政治家でないと出来ない気がする。

日本経済を衰退から救う彼女の「7つの提案」
も傾聴に値するものだが、それより俗な私は、
表には出てこない小泉元首相の素顔の描写の方が
面白かったりする。(^^;)

政治は実践である。
理論だけで許されるのは学者だけ。
本書に書かれている理論を実際の政治で発揮できなくては、
政治家としては価値はない。
保守信仰の私としては、一刻も早く社会主義的傾向の強い
民主党政権から自民党の保守政権に戻り、
彼女の政策が実現されることを切に願う次第である。
再び国政復帰した片山氏は、「刺客」として当選した
衆議院議員時代より遥かに逞しく成長したことだろう。
今後とも彼女には注目していたい。(^-^)

2010年度ブックレビュー#065