啼かなくていいホトトギス
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「啼かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」織田信長
「啼かぬなら 啼かせてみよう ホトトギス」豊臣秀吉
「啼かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」徳川家康
3人の武将の特徴を表した有名な句である。
しかし、これらはすべて共通の大前提がある。
すなわち、「ホトトギスは啼くものである」
究極の心の自由人・正観さんはその大前提すら覆す。
別に啼かなくてもいいじゃん。
故に曰く、
「啼かぬなら 啼かなくていい ホトトギス」小林正観
この視点に立ち、「努力」「競争」の次元を超越した世界に誘う。
・幸不幸そのものは人生そのものには存在しない。
それはあくまで人間の側の解釈。
目の前に現れた「やるハメになったこと」を
ツベコベ言わずに淡々とこなしていけば
人生はそれで十分。
やるハメになったことは、換言すれば「天の意志」
であるから。
・人生は自分が投げかけたものを受け取ることになる。
「嬉しい」「楽しい」「幸せ」「ツイてる」と言っていれば
もう一度それを言いたくなる現象が現出し、
「不平不満」「愚痴」「悪口」「文句」を言い続ければ
ずっとそれを言いたくなる現象が目の前に現れる。
40年掛けて発見した、こうした「宇宙法則」の数々を
様々な例証を挙げながら解説する。
その根拠は、自らの過去の経験であったり、
またある時は空海やお釈迦様であったり、
話は縦横無尽に展開して、興味は尽きない。
膨大は読書量で博覧強記を誇るが、
その知識が知識にとどまらず、
すべて智慧にまで昇華している点が
正観さんの凡人ならざるところ。
ただ、正観さんはどんな時も「上から目線」の発言は一切しない。
その点が他の多くの自己啓発本と大きく一線を画す。
何度か実際に正観さんの講演会にも参加させて頂いたが、
そこでも偉ぶったところや仰々しいところは全くない。
聴衆に混ざれば誰が講師か生徒かわからない位。
それほど威厳はない。(笑)
「こう生きなさい」とは決して言わない。
「私はこんな風に愉快に生きています。同じようにしたい方はどうぞ」
という立場。
「かくあるべき」の教育者でなく、「こうやってます」の実践者。
正観さんにとっては人がやろうがやろまいが関係ないのだ。
尚、本書は『100%幸せな1%の人々
特に拘る必要はないだろう。
大切なのは読んだ本人が実践すること。
ただそれだけである。
2010年度ブックレビュー#068
コメント
コメント一覧 (2)
> 正観さんの新しい本、出ていたんですね。
> 知りませんでした。
> これは早速読まなければ!
今回の本で初めて、正観さんのご両親の話が
出てきました。これがまた興味深い話で、
正観さんが旅行作家になった遠因もここにある
っていう話も出てきます。(^-^)
> こうして適時に出版していただけると、
> 再確認にもなり非常に助かります。
そうなんです。
結構重複する話も多いのですが、
再び読むことでちょうどいい復習になります。(^_-)v
> ところで今日は待ちに待ったEXILEのコンサートなんですね!
> 車の運転に気をつけて楽しんできてください!!
ありがとうございます。
携帯で更新できれば、随時更新してみたいと思います。
一昨年のように。
楽しんできます!
正観さんの新しい本、出ていたんですね。
知りませんでした。
これは早速読まなければ!
>大切なのは読んだ本人が実践すること。
正観さんの本に書いてあることは、
たいして難しいことはなく誰にも出来ますし、
実践していったほうが楽しい人生になりますよね。
ただあまりにも易しすぎるので、
忘れがちになってしまうのも事実なので、
こうして適時に出版していただけると、
再確認にもなり非常に助かります。
ところで今日は待ちに待ったEXILEのコンサートなんですね!
車の運転に気をつけて楽しんできてください!!