私自身は決して「過労死」が頭をよぎるほど
多忙な生活を送っているわけではない。(笑)
むしろ晴耕雨読の悠々自適に近い。
ただ最近、知り合いが「鬱病」になったため、
ちょっと読んでみる気になった。



章別タイトルは以下の通り。
1 過労死するタイプとは?がんになりやすい職業とは?
2 もし「自殺」の二文字が頭に浮かんだら…
3 七人に一人がかかるうつ病は「心のかぜ」です
4 うつ病とは何か?自殺につながる前兆とは?
5 ものの見方が狭くなるから悲劇が起きるのです
6 脳の構造が証明する男の限界と女の優位さ
7 食・運動・思考…今日から人生の軌道修正

なかなか衝撃的なタイトルが続く。(^^;)

医学的な見地から、鬱病になりやすいタイプや
ガンになりやすいタイプ等のチェックリストが
挙げられているので、心配な方はやってみるといい。

純粋に学問的な話ばかりでなく、
「日本笑い学会」副会長の肩書きをもつ著者だけあって
笑いのネタがアチコチに散りばめられている。
大笑いしながら、医学的知識も学べる、
一粒で二度美味しい本。(^-^)

年間の交通事故死者数(約5000人)のおよそ6倍の
自殺者数(約30000人)を抱える日本。
物質的にこんな満ち足りた国でこの数字は何かが狂っている。
これまでの尺度とは根本的に異なる、
心のフレームワークの再構築が必要だろう。
本書はその大いなる助けとなるに違いない。

尚、本書は2000年、すなわち、
今から10年前にすでに出版されている。
今読んでも全く古さを感じないどころか、
時節にピタリ適った提言がなされている。
事態が全く改善されていないことを嘆くべきか、
著者の慧眼を懼れるべきか!?
多分、両方だろう。

ストレス過多の現代人必読の書と言ってよい。

2010年度ブックレビュー#070