我が家の夏の風物詩といえば、
高校野球ではなく、「高校生クイズ

今年で30回目。
昔は「知力+体力+チームワーク」を競う、
ある意味高校生らしい番組だったが、
2008年度から大幅に様変わりした。

「知力の甲子園」と銘打ってマニアックな難問をメインに置き、
クイズや計算能力のみが試される大会となった。
東大・京大をはじめとした名門大学に進学者を多数輩出する、
実力校をクローズアップし、
偏差値や頭脳の高さを前面に押し出す演出に大幅変更。

この路線変更には賛否両論あると思うが、
我が家に関してはこれが完全にツボに入る。(^◇^)
家族3人でかぶりつきで見るようになった。

とにかく、この「高校生クイズ」、
「高校生」という名前に相応しくないほど問題がハイレベル。

普通のクイズ番組は一般的に文科系の知識が
試される問題が多いが、「高校生クイズ」に
関しては文系/理系関係なく、すべての分野の
知識が試される。

例えば、こんな問題。。。
「ハッブルの法則を用いて宇宙の年齢を推定せよ。」

「直径10キロの隕石が太平洋に衝突した時、
発生する津波の高さは?」

なんだ、これ?ヽ(~〜~ )ノ ハテ?

こんな問題を紙いっぱいに計算式を書いて
10分かそこらで答えを出してしまう。
しかも全員高校生。
もう笑うしかない。┐(´-`)┌

クイズ番組常連・京大芸人のロザン宇治原曰く、
「こんな難易度高いクイズ番組見たことない!」と。

放送された3時間の中で出題された数十問の中で
私が解けたのはたった5問。
完全に予選落ちレベル。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

それでも、こんな難しい問題を解ける高校生がたくさんいること、
毎年この高校生クイズに向けて知力と精神力を鍛えている若者
がたくさんいることが、とても喜ばしい。

野球が出来る高校生は「甲子園」で、
知力が優れた高校生は「高校生クイズ」で、
己の得意とする能力を発揮すればよい。
スポーツであれ、勉強であれ、凡人にはとても
到達できない「技能」を鑑賞するのは、神々しく美しい。

要望が多いのか今年はついにDVD
発売されるようだ。
見逃した方はぜひ一度ご覧あれ!!