ブログは7年前からほとんど毎日欠かさずに
エントリーしている。
twitterも2年前から始めた。
職業柄、この手のネットサービスに対する
抵抗は少ない。
だからfacebookも話題になってすぐに
アカウントは取得した。
しかし、今回だけはブログやtwitterのように
そこから先に進めずにいた。
その原因を知りたくてこの本を手にとった。


facebook使いこなし術 パワーユーザーが明かす「楽しむ秘訣」
  • 根岸智幸
  • アスキー・メディアワークス
  • 780円
Amazonで購入
書評


twitter本同様に
体系的に手順を追って説明してくれている。
インターネットの中のインターネット(P12)
の解説にまず驚く。
へぇ〜、そうなんだ!
プラットフォームとしての5つの機能を順に解説。
図表も多いので初心者にも優しい。
投稿には4種類あるそうだ。
ふむ、ふむ。

twitterの面白さはフォロワーさんを100人集めてからわかる、
と言われたが、facebookの醍醐味も「友達」とつながる点に
あるようだ。これはすでてのSNSの共通点だろう。
では、twitterとの一番の違いは何か!?
ツイッターはオープン、フェイスブックはクローズ(P86)

これだ!!

フェイスブックは基本、実名登録。
リアルに知り合いで繋がっている者同士の
閉じた世界がフェイスブック。
アメリカではそれが常識らしい。
日本ではそのあたりは見解が分かれるところ。
ちなみに著者はオープンでよい、の立場。

私はブログもtwitterもすべてハンドルネーム。
リアルにお付き合いのある人で私のブログを
知っているのはほんの数人。
それは私の心の本音のつぶやきを紡いでいるので
浅い付き合いの人には恥ずかしいので読まれたくない
というのがその理由。(^_^;)

そうか!?
それなら本名で知らせてもいい内容はfacebookに書き、
個人的心情のつぶやきはtwitterに書けばいいのか!?
著者ご自身は厳密に分けず適当に使い分けておられる模様。
この辺りはそれぞれの性格による。

私は職業柄、本名で検索されて教え子に
内面の囁きを覗かれては仕事がやりにくい。
そのあたりがfacebookがイマイチ私の琴線に触れない
原因であることがわかった。

ここのところをどう克服するかがfacebookが
私の中でブームになるかどうかの分かれ目だと思う。
その端緒がわかっただけでも本書は役立ったといえる。

2011年度ブックレビュー#010