Ordinary

日常生活の些細なことに幸せの種を見つけて楽しんでいる平凡なオヤジの視点

スピリチュアル

もっと あの世に聞いた、この世の仕組み



前著『あの世に聞いた、この世の仕組み』も
とても面白かったが、本書はそれ以上。
図入りでわかりやすく、また比喩の巧みさには脱帽。

中でも、第9章「アセンション後の新世界」に使用した、
「3GからLTEへ」のレトリックは見事と言う他ない。
猛烈にわかりやすく、合点がいく。(^^)v

私がこれまで読んできた「精神世界」に関する数多くの本の中で
面白さと奥深さとわかりやすさではベスト3に入るだろう。

本書の語り口が軽すぎるためにありがたみが薄れる、
というレビューがアマゾンにあったが、
私は全く逆の印象をもつ。

真理は、仰々しく、大上段に構えて、偉ぶって語る必要がない。
淡々と、軽い口調でいいのである。
単純明快は真理に近く、複雑怪奇は眉唾の証。
これまで生きてきた実感からそう言える。

もうひとつ印象的な一節。
あなたがあなたとして存在しているそのことが、あなたの使命です。
それ以外に、あなたに課せられた役目などありません。
ですからどうぞあなた以外のものになろうとしないでください。
(P.112)

私自身、30年以上も前に、同じ意味のことばを『ジャン・クリストフ』の中に見出している。

自分自身が決して他と比べることのできない貴重な存在であると気付き、今の自分に満足することこそが幸せのスタート地点である。

幸せを感じられない方は、ぜひ本書を熟読することをお薦めしたい。尚、その際、DVD『降参のススメ』を見ながら読むと一層理解が深まることも付記しておきたい。

『金曜日のキセキ』最終回

ここ最近で一番ショックなことは
『金曜日のキセキ』が唐突に終わってしまったこと。
私が見る数少ないテレビ番組のひとつだったのに。(T_T)

昨年の秋に始まってから1年も経たずに
終了してしまうとは!?
『オーラの泉』のようにスピリチュアルな側面は出さずに、
「占い」という一般受けする言葉で包み隠していたが、
登場する鑑定士の方々は皆「占い師」というより
「霊能者」に近かった。

どの先生方も、決して上から目線でなく、
柔らかい口調で穏やかに語る姿は「本物」であること
を十分に証明していた。

こちらでも番組終了を惜しむ声は多い。

1年ももたずにおわってしまうということは
視聴率がとれなかったということだろうか!?

こんな良質が番組がこんなに早く最終回を迎えるとは・・・
誠にもって残念至極。

輪廻転生を信じると人生が変わる5



スピリチュアル系翻訳の第一人者として、
知る人ぞ知る存在、山川紘矢さんの自伝的エッセイ。
「アウト・オン・リム」「ザ・シークレット」「前世療法」・・
訳書は極めて多数。いずれもベストセラー。
自分でも読んでいるし、
せどりでも何冊もお世話になっている。(*^_^*)
奥様の亜希子さんともども、スピリチュアルに興味のある者で
このご夫婦の名前を知らない人はモグリと言っていい。(笑)

お二人の翻訳書の素晴らしい点はその読み易さにある。
原書を本当に理解して訳されていることが一目瞭然。
時々、翻訳者自身も絶対意味がわからずに
日本語に置き換えているだけだなと思われる、
悪翻訳本に出会うことがあるが、本書はその対蹠点にある。

そちらの系列の本ばかりを訳されているので
当然若い頃から、スピリチュアルな世界に
お詳しのかと思いきや、開眼したのは意外に遅く、
勤め人になってから。

しかもその勤め先がすごい!
東大法学部在学中に、司法試験合格し、
さらに国家公務員上級試験にも合格し、
大蔵省、外務省、世界銀行へ。
まさにエリートの中のエリート。\(◎o◎)/!

当時、神など全く信じていなかった彼が
輝かしいキャリアを捨て、スピリチュアル世界に向かう
までの波乱万丈の半生を詳細に描いていく。

スピリチュアルに傾くほど、周囲との軋轢が
増すことは容易に想像がつく。(^_^;)
世俗的見地からしたら、坂道を転げ落ちるが如き
「没落」に見えるが、精神は逆にドンドンと満たされ
解放されていく。その反比例さが興味深い。

本書は元々せどり用に仕入れた本。
嫁がクリーニングしている際に、
ちょっと読んで「ムチャクチャ面白い!」
というので私も読み始めた。
確かに、非常に新鮮な情報がテンコ盛りで
数時間で一気に読了!

「輪廻転生」に関しては何の疑いもなく信じている、
私には全くスムーズに本全体が受け入れられた。(*^^)v
彼の人生の追体験しながら、
同時に「人生の意味」「幸せになる方法」を
知ることができる。
「輪廻転生を信じると人生が変わる」と題名にあるが
話は「輪廻」だけでなく、もっと広範囲に渡る。
山川夫妻ファンにとってはとても楽しめる一冊。(^_^)

2011年度ブックレビュー#008

小林正観さんの「奇跡のセイカン」5

年間300回以上の講演を続けてこられた
正観さんが体調を崩されて講演を休まれているのを
知ったのは2009年のこと。
何回か実際に講演に参加した際もいつも咳き込んでおられ、
決して元気そのものという状態ではなかったので、
そんなに重篤な状態であるとは知らなかった。(^_^;)
一時期はかなり危ない状態であったらしい。

その際に、担当医師として正観さんの治療にあたった西本医師の著作。

小林正観さんの「奇跡のセイカン」―生まれてきた本当の意味がわかる本
  • 西本真司
  • マキノ出版
  • 1400円
Amazonで購入


全4章構成。
第1章は著者の自己紹介。
少年時代からこれまでのスピリチュアルな体験と視座の説明。
現役医師でありながらも西洋医学絶対主義に立たず、
「体」「心」「魂」の3者の総合的健康を目指す。
著者の言葉を借りれば、ホリスティック(全人的)健康観。
自然治癒力を癒しの原点におくなど、既存の医療とは
かなり趣を異にして、個人的には非常に価値観が似ている。
こういう先生なら私もかかってみたいと思う。(^_^)

越智啓子先生飯田史彦先生のお名前も登場して、そちらの方面が好きな方には親近感がわく。

第2章は正観さんとの出会いから担当医になるまでの経緯。
さらに正観さんの病状をレントゲン写真も掲載して
詳細に説明してくれている。
もちろん、正観さん承諾済み。
これを読むと一時期生死の境を彷徨うほどの
際どい病状であったことがわかる。

「61歳で心臓の病で逝く」という光からのメーッセージを
40歳の頃に受け取っていた正観さんは、それを受け入れて
体調の悪い中、全く病院へ行こうとせず、静かにその時を
待っていたようだ。
恐るべき精神力!!
それを西本先生をはじめ、縁ある周りの方々が説得を重ねて
入院までこぎつけ、手術に至る。

「静かに天命に従おう」としていた正観さんが
「自分も頑張って生きよう」と生き方のベクトルを
大幅に変更するまでの紆余曲折が描かれている。
非常に興味深い。

江原さんは『宿命』と『運命』とを区別している。
『宿命』は誰もが持って生まれてきた、一生変えられない要素。
『運命』は生きていく過程で自分の意志で作っていける要素。
ということは、寿命は宿命でなく、運命であることになる。
自分の人生を考える意味でもいい教えとなった。

第3章は「アナグラム」、第4章は「誕生日とソウルメイト」。
こちらも占いのようで面白い。(^_^)

一人さんはお弟子さんの本が沢山でているので
日常生活の様子をある程度垣間見ることができるが
正観さんを第3者の立場で語る本はこれまでなかった。
その意味で非常に新鮮で興味深かった。
全体でも140頁ほどの小書だが、知らない情報が目白押し。

正観さんファンには必読の一冊といって良いだろう。

2011年度ブックレビュー#004

金曜日のキセキ5

最近、面白いTV番組を発見。
金曜日のキセキ

一般視聴者の悩みを様々な「鑑定士」と呼ばれる方が
解決していく。占い方はそれぞれ特徴があって面白い。

個人的に好きなのは、
上地さんという名の女性のカウンセラー。
番組内では一切触れられていないが、
霊的存在が完全に「見えている」方。(笑)
HPでは「スピリチュアルカウンセリング」
として紹介されている。

江原さん・美輪さんの「オーラの泉」の相談者を
一般人に変えた番組と言えるだろう。
「スピリチュアル」的側面を全面に出すと
どうしても反感を持つ人がいるので、
その側面を番組内では一切強調せず、
問題点と考え方だけをアドバイスする形式を
とっている。
が、彼女に何か見えていることは明らか。

相談者のみに関わる個人的な問題だけでなく
どんな人にも当てはまるであろう汎用的な問題を
解決する有用な生き方の指針を説く。
視座はまさに「オーラの泉」と同じ。

スピリチュアル的濃度を薄くして、
多くの人の耳に入りやすくする作戦だろう。

「オーラの泉」がなくなって残念に思っている、
私のような人間にはこの番組は大変興味深い。
家族全員、この種の番組は大好きなので、
毎週金曜日の夜が一層楽しみになってきた。(^-^)

あの世に聞いた、この世の仕組み5

ある平凡なサラリーマンがうつ病による記憶障害に陥る。
医者からもらった強い薬を飲んだところ、
突然、守護霊と話ができるようになってしまう。。。。
なかなか衝撃的なイントロ。(;´▽`A``

黄色いシャツ着た関西のノリの守護霊さんが、
絶妙な比喩でこの世のカラクリを鮮やかに解く。
苦しみが生まれる仕組みや
その苦しみから自分を解き放つ方法等。

あの世に聞いた、この世の仕組み
雲 黒斎
サンマーク出版 ( 2010-03-19 )
ISBN: 9784763130532
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


スピリチュアル系の本はこれまでも色々読んできたが、
その中でも最も読みやすい部類に入るだろう。
それはおそらく著者自身が元々スピリチュアルに
関心を持っていなかったため、興味のない方にも分かる形で
書いていこうとする気持ちが強いからではないか。

内容的には、一人さん、正観さん、江原さんのいわれている事と
類似点も多いのだが、解説のレトリックが秀逸。

たとえば、類魂の現世修行は、江原さんは
「コップの中の水1滴」に例えておられるが
本書ではの図入りの「粘土」で説明している。(P.47)
個人的には「粘土」の方が理解しやすい。(^_-)

一方で、「瞳の秘密」(P.42)や「デジャブの意味」(P.75)等
初めて聞く興味深い話の連続で、貪るように一気読了。

「夢が叶えば、君は幸せになれるよ」
これは、裏を返せば「夢が叶わないかぎり、君は幸せになれないよ」という刷り込みだ。
でもこれは嘘でね。
実は、夢が叶わなくても、幸せでいることができる。

ヒーローにも聖者にもならなくていい。
自分が自分であることを、徹底的に認めてあげられることが、「何もしない」ってことなんだよ。

「何もするな」ってのは、「違う自分になろうとするな」ってこと。
「そのままの自分であれ」という意味だ。
幸せになる方法は結局これに尽きる。(^-^)

元々本書は著者のブログをもとに書籍化されたもの。
こちらも非常に面白い。オススメ\(o⌒∇⌒o)/

2010年度ブックレビュー#042

スピリチュァリティ・カウンセリング5

大学を退官し、念願だったスピリチュアルケア研究所を開設された、
飯田史彦先生の最新刊。
スピリチュァリティ・カウンセリング
飯田 史彦
PHP研究所 ( 2009-12-22 )
ISBN: 9784569776958
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

27年間に及ぶカウンセリングでの実体験をもとに
「スピリチュアリティ・カウンセリング」の模様を
紙面で再現している。

前半は同じ状況でありながら、後半からは要因に応じて
異なる結論に流れて行くストーリー形式の展開。
1)つながり錯誤
2)多重人格
3)脳の機能障害
4)残存思念
5)実存思念
5つのパターンが挙げられている。
詳しくは本書をお読みください。(*^^)

僅かな現象の相違によって、その症例を引き起こす要因の
違いを見つけるプロセスが興味深い。
数千の症例を臨床体験されている著者だけに
その説得力は抜群。

中でも白眉なのは、最後の朗読劇の原作シナリオ。
これは著者のメッセンジャーとしての活動を演劇で
表したもので本邦初公開。
実際に体験した者でないと決して書けない内容。
死んじゃった後に、すべての仕組みが明らかになって、自分が仕掛けておいた学びのプラグラムが見えてきた(P.261)

わかりやすく言うと、自分で仕掛けておいた試験問題みたいなもんだね(P.262)

死んでみると、人生のあちこちに仕掛けてある試験問題の大切さが、とってもよくわかるんだ(P.262)

私も自分で仕掛けておいたテストをぜひ確認したい!!
光になるのも楽しみ!?(^^;)

尚、著者は「スピリチュアル・カウンセラー」と
「スピリチュアリティ・カウンセラー」を峻別する。
前者は「霊的能力を用いて」依頼者を救う。
江原さんあたりが最も有名。
後者は「依頼者の精神性」を健全に保つことを目的とする。
著者は後者であることを強調する。
真に人を救うのは、薬や奇跡やスピリチュアルな力でなく、「愛情」と「希望」なのです。未来への希望を抱いていただけるよう導くこと・・・それこそが、スピリチュアリティ・カウンセリングの方法にほかなりません。(P.305)

前者はその能力を持っている人しかできないが、
後者ならだれでも可能なはず。
皆が「スピリチュアリティ・カウンセラー」として
自分のまわりの人々を助けてあげられるように
今後、詳細な分析や指導法を随時発表されていくとのこと。
続編も大いに期待したい。

飯田先生の本はいつも温かさに包まれて、
先生のお人柄をそのまま映し出し、感動至極。
人生のあらゆる局面は意味があり、
自分で書いてきたシナリオであることを再確認できる。
何が起ころうとも笑顔で顔晴っていこうo(*^▽^*)o~♪
と、思える。

必読といっていい。

2010年度ブックレビュー#005

かぼ5

先日、DVDを見て感銘を受けたので、早速著作を読んでみた。

かぼ
石井 裕之
祥伝社 ( 2008-10-28 )
ISBN: 9784396613150
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


「潜在意識」という用語はあまり多くは出てこないが、
彼の基本思想をうまく小説の中に溶かし込んでいる。
「心のブレーキの外し方」では、非常に論理的なスタンスで
話を進めていたが、本書は全く異なるアプローチ方法を採っている。
どちらかというと江原さんのスピリチュアル講話に近い。

たとえば、こんな輪廻転生の話。
人間は何度も生まれ変わる。そして、いろいろな人生を経験する。
どんなに幸せに恵まれている人だって、かつては辛い人生を生きたかもしれないし、
どんなに不条理な死に方をした人も、
次にはものすごく愉快な人生が待っているかもしれない。
(P.119)

彼の思想の根っこはおそらくこちらのスピリチュアルな面にある。
しかしそれを全面に出してしまうと、「摩訶不思議な」世界に迷い込んでしまうので、「論理」のタガで自らを締め付けている。

素直ってのが意外に難しい。
行き過ぎると迷信になっちゃうからね。
自分を失って、怪しげなものに依存するようになっちゃう。
だからちゃんと地に足をつけて、物質世界を健全に生きながらも、同時に神さまのことも聞けるような素直さをもつっていうのはね、これはかなりのバランス感覚が求められるんだよね。
(P.50)
これは自分自身への戒めとも読める。

ただこのスピリチュアル思想の上に
「潜在意識」の話がのっているので、石井さんの話は
私には非常に受け入れやすい。
逆に言うとスピリチュアル視点を持たない方には
彼の理論は全く胡散臭いものに聞こえるだろう。
アマゾンのレビューで低評価を付けている人は
そのあたりがどうしても受け入れがたいのだろう。
人それぞれなのでそれはそれでしかたがない。(^^;)

ボクの言葉が、染みこむように純平の心に入っていくのはなぜだと思う?
それはね、ボクが話してきたことが、すべて純平の中に最初からあったからなんだよ。
だから純平、思い出せばいいだけなんだよ。
難しくなんてない。
昔信じていたものを、ただ思い出そうとするだけでいいんだ。どこかに置き忘れてしまった宝物を探す旅のようなものなんだ
(p.118)
もともと自分の中に「それ」を持っている人は理解できるし、
持っていない人には、何度か輪廻を繰り返さない限り、
決して理解できないことだろうから。

どんなに回り道をしたとしても、やはりすべては光へと導かれている(P.163)
そう信じているからこそ、私は何があっても笑って生きていける。

越智啓子先生の言われるように
すべてはうまくいっている!!
のである。(*^^)

2009年度ブックレビュー#106

オーラの泉5

先週の土曜日、4年半続いた「オーラの泉」が
最終回を迎えた。
誠にもって残念至極。

当ブログにおいてこれまで何度もこの番組に
関してはエントリーしてきた。
初回はおそらくこの日

当時まだチャレンジしていた株の利確金で何を買おうか
家族で相談して、「HDDレコーダー」を購入した。
その直後に愛知県の片田舎においても夜中に放送が始まり、
「HDDレコーダー買った甲斐があった!」と
喜んだことを昨日のことのように覚えている。

夜中の番組だったので、録画してみないと
絶対私は見られない。
この番組が始まることを知って、レコーダーを
購入したわけではない。
買ったら偶然始まったのだ。
いや、偶然ではない。
「必然」なのだ。

それ以降、おそらく一度も忘れることなく
すべて視聴し、録画し、DVDに焼いた。
その数、80枚以上。
バラバラにはとても整理しきれないので
専用のファイルケースも購入した。

今思いだしてみて一番印象に残っているゲストは誰だろう!?
須藤元気」さんかな。
3回は見た。(笑)
それほど面白いし、話のレベルが高い。
「対面同席五百生」という言葉も彼から教わった。
森公美子」さんの回も面白かったなぁ〜。

毎週の放送が隔週になり、2ヶ月に一度の特番になって
徐々に回数が減っていく中でいずれこの日が来ることは
容易に想像できたが、いざ本当に「オーラの泉」が
見られなくなると思うと、喪失感は著しい
が、江原さん的に言えば、これも必然。
次のステージに入ったということだろう。

楽しい時間をありがとうございました。<(_ _)>
お三方、本当にお疲れ様でした。

異人たちとの夏5

非常に不思議な映画。

「異人」とは辞書では
「異国の人。外国人。特に、西洋人」とあるが、
この映画では「あの世の人」の意味する。

B級ホラー映画ばりのおどろおどろしいシーンもあるのだが、
見終えた後しばし呆然としまうほど余韻が残る。

異人たちとの夏 [DVD]
風間杜夫, 秋吉久美子, 片岡鶴太郎, 永島敏行, 名取裕子
松竹ホームビデオ ( 2009-01-28 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


公私とも完全に行き詰まっている40男が主人公(風間杜夫)。
疲れ切った彼が、ふとした弾みで「時空のゆがみ(!?)」に
迷い込み、12歳の時に他界した両親(片岡鶴太郎・秋吉久美子)に再会する。
当時の姿のまま(つまり今の彼よりももっと若い姿)で現れ、
ごく自然に息子として受け入れ、一緒にキャッチボールしたり
花札したりして、家族団欒を味わう。

その温かな時間によって、精神は徐々に癒されていくが、
不自然な形での邂逅故、肉体はどんどんやつれ、蝕まれていく。
そのあたり、翌日のできごとを予知できる代わりに、
1回読むと100日ずつ命が縮む「恐怖新聞」の鬼形礼を彷彿させる。

周囲の心配と己自身の恐怖もあり、ついに両親との別離を決意する。
クライマックスは別れの「すき焼き屋」のシーン。
お互い最後の時がすぐそこまで来ていることを知っている。

「おれたちがいないのに、よくここまでやってきたな」
「あんたのこと、自慢に思ってるよ」


最後にそういって二人はゆっくりと消えていく。
完全に。。。
二人の言葉に自分が深く、確かに愛されていたことを実感する。
そして主人公は再び立ち上がり、歩き出すことを決意する。
・・・
というようなストーリー。

すき焼き屋のシーンは涙無しでは見られない。
一緒に見ていた嫁とともに号泣。(T.T)

無条件の親の愛。
愛おしい家族団欒。
70年代の懐かしい街並み。
曲がりなりにも人の子の親となり、
親と子の両方の気持ちを理解できる、
我々の世代には胸に応える作品だろう。

田舎に住み、母親と同居している私でさえ、映画を見た後
母に対していつもより優しくなれた。(笑)
故郷を離れ、両親と離れている方が見たら、
きっと故郷に飛んで帰り、
両親の肩たたきでもしたくなるのではないか!?
それくらい郷愁を誘う。

人は皆、無条件に自分を受け入れてくれる存在が必要なんだ
と、改めて思う。
自分がそうしてもらえたように、
我が子にもそう接してやりたいと思う。

尚、本作品は先日読んだ「恐怖と愛の映画102」で知った。
DVDを買おうと思っていた矢先、TVで放映された。
何というシンクロニシティ!!\(◎o◎)/!
この本を読まなかったら絶対見なかったであろうお昼12時の再放送。(^_^;)

画質が悪かったので録画を消してしまったのだが、
早くももう一度見たくて疼いている。
やはり、DVDを買おうと思う。

アラフォー、アラフィフ世代は必見。
胸にしみる。
プロフィール

本宮とが



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