外山滋比古氏、逝く
外山滋比古さんが亡くなっていた、というニュースを読んだ。最近はもう読むこともなくなったが、大学生の頃は先生のエッセイが大好きだった。
以前にもいくつかエントリーしている。
本業は英文学者だが、私個人はエッセイストとしての彼の方が身近。
世間的には、「思考の整理学」が有名だし、確かに面白いが
個人的には以前も書いたように「大人であることの面白さ」が圧倒的に面白い。
知的にワクワクする面白さは渡部昇一先生のエッセイだが、外山氏のエッセイはそれとはちょっと違ったしみじみと心にしみる面白さ。「をかし」と「あはれ」の相違とでも言うのだろうか。
一から十までの数を二つに分けて掛け合わせる。1×10=10、2×8=16、3×7=21という具合にしていくと、5×5=25が最大の数値を出す。ちょうど半分に割ったもの同士を掛け合わせたときの能率が一番良いことを示している。男女にしても、車の両輪のように強調するには、どちらも同じ力を出すことが望ましい。
大学時代の読書ノートに外山氏からの引用メモが一つだけあった。
残念ながら出典が書いてない。(^_^;)
ご冥福をお祈りしたい。