2024年02月16日 殺戮の狂詩曲 殺戮の狂詩曲中山七里講談社2023-03-28 大のお気に入り「御子柴弁護士」シリ―ズ。 今回は第1章を丸々使って事件現場を描写。 その長すぎとも思える生々しい説明に辟易もした。 第2章でやっと御子柴先生登場。 今回は初めから犯人はわかっているし、 自供もしている。 この状態でどうやって弁護するのか、と 訝しい気がしたが、あのような方向にもっていくとは!? 難しい慶応大の入試問題を解き終えた後の 程よい気分転換になった。(笑) タグ :#Audible
2024年02月11日 サクラサク、サクラチル サクラサク、サクラチル辻堂ゆめ双葉社2023-07-26 お気に入りの作家の新作が出ないので、ちょっと初めての作家を 題名に釣られて、つまみ食いしてみた。 が、予想以上に面白く、楽しめた。 やはり、大学受験が絡むと一気に身近なこととなり、引き込まれる。 ただ、この主人公の親の虐待ぶりは聞いているだけで苦しくなった。 自分自身が親から勉強の強制されたことがないため、 自分も子供に強制した例はない。 こんな親が実際いるのだろうか!? これに近い親はいるのかも・・・(;^_^A 最終的には、そんな毒親に対して見事に復讐して 自分自身の人生を歩み始めてくれるので溜飲が下がる。 復讐の仕方が想定外で面白い。 東大受験の情報がリアルだったので 調べたら著者自身が東大卒だった。 当然、詳しいわけだ、納得。(笑) ミステリータッチの受験絡みの青春ストーリー。 ちょっと風変わりなジャンル。 初めの部分は読み進めるのがシンドイが 最後がハッピーエンドであることを頼りに読み進めてほしい。 最後は「サクラサク」気分であること請け合い。 タグ :#Audible
2024年01月17日 昨日がなければ明日もない 昨日がなければ明日もない (文春文庫 み 17-15)宮部 みゆき文藝春秋2021-05-07 私立探偵・杉村三郎シリーズ第5弾。 短編3作からなるオムニバス。 今回は面倒くさい「女性3人」と杉村との「対決」。 特に表題ともなっている三作目の「女」は最悪。 聴いていて胸糞悪くなることこの上ない。 ここまで酷い人間には会ったことない。 他人ならともかく、親族となると切るに切れないので、 もうあのような結末しかないのか。。。 切ない。 タグ :#宮部みゆき#Audible
2024年01月09日 ヒポクラテスの誓い ヒポクラテスの誓い 法医学ミステリー「ヒポクラテス」 (祥伝社文庫)中山七里祥伝社2016-07-08 御子柴礼司シリーズがAudibleの中で聴けるものがなくなってしまったので 別の方向に伸びてみる。 法医学の権威、光崎藤次郎教授がメインキャラクター。 今回の主人公も相当クセが強い。 複数の事件をそれぞれ解決後、最後の事件でこれまでの事件 を総括して、共通因数を導きだし、背後に隠れた真の動機を あぶりだす。中山七里お得意のドンデン返しはここでも健在。 ただ、今回は医療ミステリということもあり、 私のお気に入りの一人、知念実希人の雰囲気と被るところが多かった。 タグ :#Audible#中山七里
2023年12月30日 嗤う淑女二人 嗤う淑女 二人中山 七里実業之日本社2021-09-06 蒲生美智留一人だけでもおぞましいのに、 さらに有働さゆりまで加わって、「淑女」2人。 殺される被害者の数もグロテスクさもエスカレートしていく。 ただ、両雄並び立たず。 二人の最終決着は次回作に持ち越された感。 気長に待つとしよう。 「悪女シリーズ」はひとまず休憩。 タグ :#Audible
2023年12月28日 ふたたび嗤う淑女 ふたたび嗤う淑女 (実業之日本社文庫)中山 七里実業之日本社2021-08-06 本を聴くのは車で移動するときだけと、基本的には決めている。 しかし、最近、中山七里の著作を聴き始めてから この原則が崩れ始めている。 大学が休みに入ったので、遠距離の移動がないから 聴く時間がない。 しかし、 先を聴きたい。 結末を知りたい。 最後のオチを確かめたい。 本書も例外ではなかった。 ドンデン返しも健在。 この悪女シリーズはもう一冊ある。 早速明日から聴き始めるとしよう。 タグ :#中山七里#Audible
2023年12月23日 嗤う淑女 嗤う淑女 (実業之日本社文庫)中山 七里実業之日本社2018-01-12 Audible収録の御子柴礼司シリーズは制覇してしまったので 次のシリーズに突入。 今回は「悪女」。 「御子柴礼司」といい、今回の「蒲生美智留」といい、 中山七里の描く「悪」のキャラは際立っている。 こんな「淑女」が同じクラスにいたら、悪夢だが エンターテインメントとして割り切れば、 振り切っている分、楽しめる。 今回も得意の「どんでん返し」で楽しませてもらった。 伏線回収も完璧。 すぐ先を聞きたくなり、終わると次の作品を聞きたくなる。 麻薬のような小説家・中山七里。 しばらく離れられそうもない。(笑) タグ :#中山七里#Audible
2023年12月20日 復讐の協奏曲 復讐の協奏曲 御子柴礼司 (講談社文庫)中山七里講談社2023-02-15 御子柴礼司シリーズ第5弾。 これまで御子柴が弁護してきたのは、自分と関わりの深い人ばかりだった。 少年院時代の恩師、実の母ときて、今度は誰かと思ったら、 御子柴の弁護士事務所で働く有能な女性事務員。 単に応募してきて有能だったから雇ったわけだが、 実は御子柴とは浅からぬ縁だったことがわかる。 「復讐」の2語に大いに引きずられるが、 どんでん返しの帝王、中山七里のことだから そんな直線的な復讐劇でおわるはずもない。(笑) 今回もたっぷり楽しませてもらった。 Audibleに収録されているのはここまでなので、 しばらく「御子柴礼司」シリーズはお休み。 別のシリーズに飛ぶ。 タグ :#中山七里#Audible
2023年12月16日 悪徳の輪舞曲 悪徳の輪舞曲 御子柴礼司 (講談社文庫)中山七里講談社2019-11-14 「悪徳弁護士」御子柴礼二シリーズの第4弾。 前作で少年院時代の恩師の弁護に立った御子柴は 本作では、30年前に「縁を切った」母親の弁護を依頼される。 いつも通りのどんでん返しの連続。 最後の最後に母親から驚天動地の告白。 呆然自失する御子柴礼二。 これまでとは少々異なるエンディングもまた興味深い。 さて、次は第5作に突入。(笑) タグ :#Audible#中山七里
2023年12月13日 恩讐の鎮魂歌 恩讐の鎮魂曲 御子柴礼司 (講談社文庫)中山七里講談社2018-04-13 異端の弁護士・御子柴礼二シリーズ第3弾。 少年院時代の恩師が「殺人」を犯し、 本人はそれを認めて自供するも、その供述が腑に落ちない、 御子柴はその背後にある「真実」を明らかにしていく。 いつものことだが、読み(聴き)始めると止まらない。(笑) 本当に面白い。 これでもか、これでもかと、どんでん返しの雨あられ。 十重二十重に張り巡らされた伏線を次々と回収していく。 最後の子供の手紙に胸を熱くする。 エンターテインメントの極致。 明日からは第4弾に突入。(笑) タグ :#中山七里#Audible