Ordinary

日常生活の些細なことに幸せの種を見つけて楽しんでいる平凡なオヤジの視点

ドラゴン桜

娘が東大に合格した本当の理由5



100マス計算でおなじみの陰山英男先生の娘さんが
一浪して東大合格するまでの合格体験記。
2部構成で、第1部が陰山先生の視点から
当時の生活ぶりと思いを語り、
第2部では、娘さん自身が勉強方法や
現役時と浪人時の変化を語る。

アマゾンのレビューでは、第1部の陰山先生の章は不要
との意見もみられるが、私は全くそうは思わない。
校長や中央教育審議会委員としての公的な顔と
受験生を持つ一父親としての私的な顔とが
交差して非常に微笑ましく思えた。
他の著作同様、文章も非常に読みやすい。

誰もが人のことには客観的に判断できるが
自分のこととなるとそう簡単ではない。
教師が皆、自分の子供の教育に成功しているわけでない。
それを誤魔化して綺麗事ですます人間が多い中、
むしろその苦悩を率直に語った、
陰山先生の正直さに好感が持てる。

教育の専門家であろうと、
一般のご家庭であろうと、
受験生の子を持つ親の立場となったら、
ただただオドオドした「平凡」な親に
なってしまうもののようだ。(^_^)
それを「看板倒れ」と見るか、「人間らしい」と見るかは
見る人の目によるだろう。

これほど知名度のある、「教育のプロ」が
ここまで率直に動揺と不安を告白した勇気に
拍手を送りたいし、逆にこの正直さがある限り、
陰山先生の著作は信用できる。
心の底から尊敬したい。

2009年度ブックレビュー#4

16歳の教科書5

<夏休み読書第5冊目>
ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

先日、「ドラゴン桜」を読み漁っていたときに
その中で「副読本」として紹介されていた。
題名だけ覚えていたのだが、
本屋へ行ったときに、平積みされていたので
思わず買ってしまった。

科目毎に7人のプロの先生方による解説。
「なぜ学び、何を学ぶか」を独自の視点で
語ってくれている。

さすがにプロ中のプロの先生ばかりなので
それぞれの専門分野について日常生活とその科目の
関連づけをわかりやすく、また的確な比喩を交えながら解説。

この本を読めば、数学の「因数分解」なんて
実生活でまったく使わないから不要だ!
という類の愚論を吐くことはなくなるだろう。

その書名の通り、16歳の高校生が読めば、
「受験勉強の意味」が明確化し
モチベーションが高まること請け合い。

と同時に、それを過ぎ去った我々のような世代が読めば、
我が子の受験勉強を「かわいそうに」等といった
誤った同情的視点でなく、肯定的に意義付けできるだろう。
むしろ、我々の世代が読むと「受験勉強の意味」が
一層よくわかるかもしれない。
子どもの教科書を今読むと、
教科書の面白さを再発見できるように。

ただ、大人の知的好奇心をも十分満足させるほど内容は濃い。
たとえば、「物理」の解説に「間主観性」という言葉が
出てくるが、こんな用語は初めてみた。
この概念はものを考えるのにこれから使える。(^^)V

正直に言えば、この本の内容をおもしろいと感じることのできる、
知的レベルがあれば、逆説的ではあるが、
そもそもこの本を読む必要がないといってよいかもしれない。(^_^;)
わが息子が5年後にこの本を読めるところまで
知的に成長しているかどうか、楽しみに眺めていたい。

「全国学校図書館協議会 選定図書」だけのことはある。
各科目30頁ほどで先生方の思想のエッセンスを読むことができ、
しかも値段は学参扱いなのか800円かそこらと低額。
コストパフォーマンスは際立っている。
文句なく★×5

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

ガリ勉5

ちょっと昔の話だが、「ドラゴン桜」というドラマが話題になった。
3年ほど前だろうか。
偏差値40の高校から現役で東大合格を目指すという、
スポ根アニメの勉強版
このドラマが放送された年は東大受験者が
10-20%も増えたという。
それほどインパクトがあった。

ドラマが非常に面白かったので、原作の漫画も当時読み始める。
私は10巻くらいで読むのを挫折してしまったが
息子がイタク気に入った様子で、新刊が出る度に
買っていたら、いつの間にか最終刊まで全部揃っていた。(^_^;)
全21巻。




「おもしろいから、夏休みの間に読んでみて!」
と息子が強く勧めるので、先週から読み始めた。
たしかに面白い!!
「これ読んだ後って、無性に勉強したくなるんだよね〜」
息子は言う。たしかにそう思える。
初めて全巻通読した。

受験テクニックもさることながら、
学生への励まし方、モチベーションの保ち方、
ほめ方叱り方等、教師側からみても
様々なヒントが提示されている。

大学受験生だけでなく、教師も、また部下をもつ
ビジネスマンの方にも広く応用できると思う。
再読三読に耐えうる良書。
定期的に読む価値が十分ある。
絵のタッチにクセがあるが、慣れれば
それも苦にならないだろう。(^_^;)

ところで。。。
最終巻で東大の合格発表の掲示板を見る場面。
自分自身の合格発表を見るときの緊迫感を
思い出した。
浪人していただけに、あの発表前の緊張感は
これまでの人生の中で最も息苦しかった瞬間と言っていい。
「もう一年、こんなに勉強する気力はもう残ってないな・・・」
秘かにそう思った。
だから掲示板に自分の受験番号を見つけたときの
喜びというか、安堵感は筆舌に尽くしがたいものだった。

もっとも希望した大学に入ったら入ったで
別次元の試練がこの先待っているのだが、それはそれ。(笑)
私自身のポテンシャルがもっと高ければ
あれだけ勉強すれば東大にでも入っていたのだろうが
そこまでの能力がなかっただけのこと。
だから諦めがつくし、悔いはない。(^_^)
「これ以上勉強できない」と、言い切れるところまで
勉強したという記憶は自分の中で大きな自信と財産になっている。

「ガリ勉」は絶対に無駄ではない。
自分の経験からも断言できる。
息子にも自信をもってそう教えている。(^_^)

ドラゴン桜
プロフィール

本宮とが



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