Ordinary

日常生活の些細なことに幸せの種を見つけて楽しんでいる平凡なオヤジの視点

学問ノススメ

博覧強記

木曜日は授業は午後から。
そのため、朝イチでBOの同じ建物内の
カインズホームへ行く。
そこで日用品を買うのが習慣になっている。

息子のノート、梱包用袋、ZIPPOオイル等など。
とにかく何でもあるので重宝なことこの上ない。(^_^)
しかも安い。
そうそう、簾もここで買った。

9:30に店に入り、30分買い物して
10時のBOの開店に間に合わせる。

2店舗回って20冊。
最近はこんなものだな。

午後から2コマ授業して5:30に帰宅。
ラジオ版 学問ノススメ」のPodcastを聴きながら。
面白くて全く眠気が起きなかった。
今週のゲストは鬼才・荒俣宏。
最新刊「すごい人のすごい話」をふまえての話。
2度目の登場だが、彼の話はとにかく無茶苦茶面白い。
博覧強記を絵に描いたような人。
上書も即注文した。

こういう面白い話を無料で聴ける日本は本当に素晴らしい国だと思う。

Intelligence5

今週の「ラジオ版学問のススメ」ゲストは手嶋龍一氏
彼は9.11同時多発テロの際、NHKワシントン支局長として
11日間不眠不休で報道を日本に送り続けた人として有名。

彼は今はNHKを辞職し、作家兼ジャーナリストとしてご活躍らしい。

今回は9.11から3.11への人類が体験したことのない信じられない現実(ブラックスワン)に対する人間の対応とインテリジェンスの視点から非常に興味深いお話をされていた。

まずインテリジェンスの言葉の定義から。
インテリジェンス(intelligence)は「知性」と訳されるがちょっと隔靴掻痒の感。
大量な情報(information)の海の中から、いくつかを取り出し、
関連させたとき、有機的は情報へと昇華しうる断片一つ一つを
intelligenceと呼ぶらしい。

9.11と3.11に対応する日米の政治家の対応の違いについても
面白い視点から言及。その指摘に対し、K前首相からなんども
クレームの電話が来たことも初めて明かされた。
どこまで行ってもアカン政治家だ!!

静かな語り口調で決して激することなくクールに、
しかしピンポイントで獲物を捕らえるような語り。
野性の豹のような鋭敏な論評。

彼の本をこれまで読んだことなかったが、
一度読んでみたくなるようなそんなPodcastだった。

宇宙は何でできているのか5

今週の「ラジオ版学問ノススメ」は
数物連携宇宙研究機構長の村山斉氏。
東京大学国際高等研究所数物連携宇宙研究機構、
IPMUの初代機構長。
アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校物理教室教授。
素粒子理論における リーダーの一人であるとともに、
基礎科学分野若き指導者の一人、
という肩書きだけで目眩がしそう。(^_^;)

しかし、語り口は穏やかで衒学的なところは微塵もなく
とても好感の持てるお人柄。
最先端の素粒子の理論をわかりやすい比喩を用いながら
解説してくれている。
自分の未知なる世界に光を照射し、
鮮やかな知的世界を眼前に展開してくれる点では、
ちょうど一年前に「福岡伸一先生」の
Podcastに感じた印象に通じるものがある。
ただ、福岡先生の方が若干文学的要素が強い。

今回のお話は福岡先生のそれより、もっと理系的色彩が濃く、
余りにスケールも大きすぎて文系頭の私には
完全に理解の範疇を超えている。(^_^;)
話されている内容の半分も理解できなかった。(T_T)

せどりの移動途中に車の中でこのPodcastを聴いていたのだが
先生の著作を読んでみたいなぁと、思っていたら
何とその日ブックオフで彼の本「宇宙は何でできているのか 」を105円で見つけたのには驚いた。
すごいシンクロだ。\(◎o◎)/!

早速読んでみた。
当然のことながら本も面白い。
Podcastと重なっている所も多数あり、
「耳」で聞いた内容を「目」で確認できて
ちょうどよい復習になる。
とはいってもやはり私が理解できたのは2つだけ。

「原子はすべての物質の根元でなく、世界の96%は
暗黒物質と暗黒エネルギーといったわからないものからできていること」

「数学を使わないと自然界の仕組みは理解出来ないこと」

200ページにも満たない薄い新書だったが、
恐ろしく中味の濃い本だった。
新書大賞2011受賞も頷ける。

理系志望の高校生あたりに読ませたい。
早速、息子に薦めてみる。(^.^)

小惑星探査機 はやぶさの大冒険5

これまでもわが知的好奇心を大いに刺激してくれた、
大のお気に入りPodcast、
ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」。
本年度は特に私の感性に合う番組が多い気がする。
1ヶ月以上前になるがこの回も非常に面白かった。

山根一眞(ノンフィクション作家)[2010/9/5放送]

小惑星探査機はやぶさの打ち上げから地球帰還までの
7年間をウラ話を交え、科学的知識を非常にわかりやすく
解説してくれている。

「はやぶさ」の大きさは1.5メートル四方の
サイコロ状であるとか、
小惑星イトカワの大きさがちょうど東京駅の長さと
同じくらいであるとか、比喩が身近でわかりやすい。

著者の深い知識と「はやぶさ」に対するこの上ない
愛情が言葉の端々に感じられる。

今回のプロジェクトが宇宙探査の世界記録を
次々と塗り替えた、大ミッションだなんて、
この放送を聴くまでは不覚にも知らなかった。(;´▽`A``

アメリカの1/10しか予算のない日本の宇宙工学。
予算不足は日本人の叡智の限りを尽くして補い、
数々のトラブルと難題を次々解決していく。
その様は石油危機を省エネ製品で乗り越えた姿に重なる。

このPodcastはそのまま中学生の理科の授業でも
使用できるだろう。説明は簡にして要を得ている。

もう少し詳細な事実を確認したければ、
以下の著作もある。


関係者のインタビューを中心にまとめられているので、
一層興味をそそられる。

暗い話の多い日本社会の中で、
日本人としての誇りと喜びを取り戻せる一冊。

時間のない方はPodcastだけでも聴かれるといいだろう。
概要は十分知ることができる。(^-^)

2010年度ブックレビュー#074


学問ノススメ5

と言っても、福沢諭吉のそれでなく、
Podcast版ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」の話。
これまでも度々当ブログでもエントリーしている。
私がPodcastを聴き始めた最も初期の段階から
ずっと聴き続けている大のお気に入り。
もう4年目になる。

ホスト役・蒲田健氏の的確な質問と
絶妙な敷衍によって毎回実に分かりやすく
知的刺激に満ちた番組となっている。
彼の膨大な勉強量は容易に想像がつく。
頭が下がる。

先週のゲストは福岡伸一先生
彼のコア理論である「動的平衡」を中心に
知的刺激に満ちたすばらしいお話だった。

私の中ではこの1年の同番組の中ではNo.1の内容だった。
電車の中ではすぐ寝てしまう私が行きに聴き、
余りに感動して帰りにももう一度聴き直しても
全く寝なかったくらい面白かった。
私の睡眠力を破るほどの知的刺激に満ちた内容
といったら相当である。(笑)

「動的平衡」という視点を持つことによって
世の中の事象を捉える時の解像度が確実に上がった気がする。

福岡先生は理系の先生であるが、その表現の巧みさ、
レトリックの妙はもう見事という他ない。
アマゾンのレビューを読んでも、文章表現の上手さを
指摘する声が多い。
是非とも何冊か読んでみたい。

「センス・オブ・ワンダー」「動的平衡」「エントロピー増大則」
一見難しそうに聴こえる理論も分かりやすく解説し、
さらにそこから学問することの意味・面白さまで
言及している今回の内容は、まさに「学問ノススメ」の
題名に相応しい白眉の回だった。

一人でも多くの方々にこの番組の面白さを知っていただきたい。
こんな番組が無料で配信されている日本に生活できる
ことの幸せに感謝したい。
そしてこの番組がいつまでも続いてくれることを
心より願いたい。(^人^)

小説家になる方法5

パスティーシュの名手・清水義範氏による、
小説家への道しるべ。
ほぼ2年前にPodcastで聴いてからいつか読もうと
思いつつ、やっと読むことができた。(^^;)

小説家になる方法
清水 義範
ビジネス社 ( 2007-11-07 )
ISBN: 9784828413983
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


第一部では子供時代からの読書体験を振り返る。
幼年期の家庭での読書環境、
少年期の読書体験、
大学入学後の文学青年期、
サラリーマン時代の二足草鞋生活、
処女作出版後のスランプ時代
自分の方向性を発見してからの時代
と、年代順に追って行く。

第二部では、別の切り口から
小説家になるための様々テクニック
を伝授する。
資料集めの鉄則やリアリティの出し方など
「企業秘密」といえるような事柄まで率直に語る。
さらに「小説家の日常生活」まで。
これほど率直に誠実に語る作家も少ないのではないか!?

昨年も同類の書として、
書いて稼ぐ技術』を読んだが、
ルポライターと小説家の違いはあるものの
本書の方が10倍面白い。

本書を読んで著者と私とが不思議なくらい共通点がある
ことを知った。

愛知県生まれであること。
名古屋大学に不合格だったこと。
カミさんと近所のスーパーに買い物にいくこと。
夕飯を夫婦で一緒に作ること。
カミさんと毎日雑談を楽しんでいること。
趣味が少ないこと。
家にいることが一番好きなこと。
等々。(;´▽`A``

こうした理由のせいか、著者に非常に共感が湧く。
何か同じ空気感を感じる。
今年はちょっと著者の作品を追ってみようと思っている。(^-^)

今でこそ150冊の著作を出している小説家だが、
そこにいたるまでは10年以上のサラリーマンという
下積み生活は決して安穏としたものではなかった。
しかし、不思議と自分は小説家になれるという
奇妙な予感があった、という。
その紆余曲折を知り、心構えを知っておくことは
小説家でなくても、プロフェッショナルをめざす者には
大きなヒントとなるだろう。

望みを持ち続けられる人が、なれる人なのだと思う。
つまりあきらめないというのは、その人をいつか持ち上げてくれる、ある種の能力なのだ。(P.103)


2010年度ブックレビュー#024

Never too late to learn4

「ラジオ版学問ノススメ」2009/6/30の配信を聴いて興味をもって以来、いつか読みたいと思ってきた本。



著者は有名な火山学者。
TVにも出演されているそうだが、
いかんせん見るTV番組が偏っている私には全く未知の方。(^^;)

京大教授らしいが、象牙の塔に引きこもって
俗世間を小馬鹿にするタイプの学者さんではなく、
積極的に外に出て、自分の持つ知識を
わかりやすく広め、世の中に貢献していこうとする
様子が見られる。

自分の核となる専門知識の他に広く「教養」を身につけ、
「人間力」を磨く必要を説く。専門バカにはなるな、と。

そのスタンスに立ち、著者が試行錯誤の中で
あみ出した数々のテクニックを披露。
写真も多く載っており、わかりやすい。

章別構成は以下の通り。
第1章 面白くてためになる「戦略的」な勉強法とは
第2章 勉強の時間を作り出すテクニック
第3章 効率的に勉強するための情報整理術
第4章 すべての基本「読む力」をつける方法
第5章 理系的試験突破の技術
第6章 人から上手に教わると学びが加速する

中でも私が興味をもって読んだのは・・・
1-5 「好きな勉強」にこだわりすぎるな
2-9 教養番組から専門家の知恵を盗む
3-2 パソコンはまずアウトプットに使う
6-1 人のオーラが学びの意欲を左右する
6-3 「ああなりたい」という人を持つ

単にインプットだけの自己満足に終わらせず
効果的なアウトプットをして、周囲から評価されることで
満足感と生きがいを得られる点も強調。
偽善的でない、知的正直さも好感がもてる。
知的好奇心は知的虚栄心が第一歩であるから。(^-^)

学ぶのに遅すぎることはない。

2010年度ブックレビュー#022

弱者が強者を駆逐する時代5

毎週楽しみにしているPodcastの一つ、「学問ノススメ」SP。
今週のゲストは曾野綾子氏
20代の頃からず〜〜と愛読している大好きな作家の一人。
先週分のまだ聴いていないPodcastがたくさんあったのだが、
氏の放送分を最優先で聴いた。

1931年生まれ、ということは御年79歳。
とてもそんな年齢とは思えない張りのある声。
優しさの中に、凛とした哲学を穏やかに語る。

私が氏の小説・エッセイを読み耽っていた30年前から
氏の視座は全くブレることはない。すなわち、
「人間は天使でもなく、悪魔でもない。」
「過剰な期待も過度の絶望も不要。中庸こそ人間の特徴」
というもの。

今回の放送で、記憶に残っている言葉は・・・
「バカは困る」
「日本ほど格差のない国はない」
「人間は継続した時間の中で作られていく」
「プロは運・鈍・根」
「貧乏の定義は今晩食べるものがないこと」
「書物と生の人間、両方を観察することが大切。
書物の世界だけに生きると観念論だけに偏り、
狭量に陥りやすい」
「All or Nothingはダメ。ホドホドの中で人間は生きている」
「世界120ヶ国以上旅した経験から断言すると、
他人は泥棒であると考えるのが世界の現実」
「不幸を望む必要はないが、人間を見る目を養うためには
確実に不幸は必要」
「与えられた運命を抗わずに受け入れられるか余生は楽しみたい」
「殺人はしない。自殺もしない。
それさえしなければ、あとはホドホドでいい」
「与える立場になったほうがいい。
貰っている間は人は決して幸せにはなれないから」

文字にしてしまうと、非常にキツイ感じに聞こえるが、(;´▽`A``
氏の口から発せられるときにはそんな厳しさを感じない。
氏は評論家のような上から目線で決して発言しない。
いつも穏やかで謙虚。私の理想像。

それ以外にも、インドのタクシードライバーの逸話や
日本の刑務所を見学した途上国の人々の感嘆話など
興味深い話多数。1時間全く飽きることなく聴けた。

君子に三変あり、と論語にある。
これを望めば儼然(げんぜん)たり、
これに即(つ)けば温(おん)なり、
其の言を聴けば厲(はげ)し。

遠くから眺めているとちょっとイカツイ。
もう少し近くによってみると、その人柄はあたたかい。
しかしさらに近づいて、その言葉を聞くとその言葉は厳しい。

曾野氏に男子の尊称である「君子」は失礼だが、
曾野氏は「君子」の名に相応しい。
私の人間としての目標点と言っていい。

これまで聴いた当番組の中で個人的には最高の内容。
超オススメ。必聴!!


学問3

初めて読む山田詠美作品。
Podcast「学問ノススメ」SPを聴いて、
彼女にちょっと興味を抱いて読んでみた。

学問
山田 詠美
新潮社 ( 2009-06-30 )
ISBN: 9784103668138
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


Podcastやその写真でも感じられるが、
独特の雰囲気をもつ山田詠美。
話すリズム同様、その作法も独特。
特異な世界を展開する。
アマゾンのレビューでは絶賛の嵐で、
「現代最高レベルの日本語」とまで賞するレビュアーもいらっしゃる。
が、そこまで言われると鼻白む。
そんな格調の高さや気品を私は感じない。(^_^;)

というか、私に向いていない。(笑)
薄々感じていたが。。。
書かれている内容が、「性的側面」にかなり偏重しているため、
好き嫌いがはっきり分かれるだろう。
私は嫌悪感の方が先に立つ。
50近いおじさんが読む本ではないようだ。

ただ、ページを読み進むのに苦心することはなく、
一気に読者をその世界に引きずり込む技法には
素直に脱帽する。

とはいえ、付箋を付けた箇所が1箇所もなかったこの本は
残念ながら私には名著とは言い難い。
本書が山田詠美の最高傑作というのなら
私には山田詠美は不要。
卒業。(^^)/~~~

2009年度ブックレビュー#83

地団駄は島根で踏め5

日本で、いや世界でただ一人「語源ハンター」を自称する
放送作家・わぐりたかし氏の語源を巡る旅行記。

地団駄は島根で踏め (光文社新書)地団駄は島根で踏め (光文社新書)
著者:わぐりたかし
販売元:光文社
発売日:2009-03-17
おすすめ度:4.5
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「急がば回れ」「ごたごた」「埒があかない」等
耳慣れた日本語の言い回し23個のルーツを探る。

単なる語源の由来を事典的に語るだけでなく
実際にその場所訪れ、旅日記として読めるところがミソ。
地図・写真も多い。

学問的な正確さを求めてはいけない。
語源をからめたエッセイ風の旅行記として
楽しむのが正解。
固有名詞がたくさん出てくるが、
その多くにルビが振られている点も
著者の良心を感じる。(^^)V

話は非常に面白い。
愛知県絡みでは二つ載っている。
「火蓋を切る」「どろぼう」
前者はご存じ「長篠の合戦」で有名な「本長篠」
後者は岡崎が発祥だと言う。
どちらもわが自宅から車で1時間で行ける場所。
身近な場所だけに何か嬉しい。(^o^)

尚、Podcast「学問ノススメ」(2009/5/10)
で、著者の話を直接聴ける。およそ1時間。
わぐりたかし氏が喋りまくっている。
本書の裏話もたくさん出てきて、
これを聞くだけでも豆知識増えること必至。
お勧め。(^_^)

2009年度ブックレビュー#51
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