Ordinary

日常生活の些細なことに幸せの種を見つけて楽しんでいる平凡なオヤジの視点

タグ:小林正観

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正観さんの遺稿である最新刊を読んでいる。
そこで興味深い一節に触れた。

自由に使えるお金が100億円もある資産家と正観さんとの会話。(実話)

資産家:私のような資産家がいつも何を考えているかわかりますか?
正観さん:そんな大金持ちになったことないからわかりません
資産家:100億をどうやったら増やせるかをいつも考えてるんです

100億あったら、1年1億つかっても使い切れない。。。
利息だけでも十分生活できるだろう。
それでも資産家は100億が眠ったお金にならないように
常に運用を考えるのだという。

そんなものなんだ・・・(^^ゞ

もう少し収入が増えたら・・・
もう少し睡眠時間が増えたら・・・
もう少し仕事が増えたら・・・
もう少し●●が××だったら・・・
幸せになれる、っていう発想ではないんだな。

外界の環境は今と何も変わらない状態で
今この現実を即100%幸せに感じられる人でないと
一生幸せにはなれないんだ。

今更ながら、
何か少しわかった気がする。(笑)

5
いつもの月曜の通り、午後からの授業前にブックオフ廻る。
会計時に何も言わないのにいきなり10%割引。
驚いてレジをみると、
「中日ドラゴンズ日本シリーズ進出記念全商品10%オフ」
の掲示が。
へぇ〜〜。ブックオフでも値引きしてくれるんだ!?\(◎o◎)/!
初めての体験。

しかし、今日行った残りの店舗は全くそんなセールはなかったので
最初の店だけの特別な計らいだったのね。
店長が熱狂的なドラゴンズファンなのかも。(^_^)

***************

往復の車の中で正観さんの講演CDを聴く。
ちょうど1年前に浜名湖で行われたもの。
大病で入院された時の裏話も聞けた。

いつも通りのダジャレの数々。
和みいっぱいの会場の雰囲気が伝わってくる。
懐かしい。。。。
もうあの講演会に2度と参加することはないのかと
思うと、切ない。(T_T)

「幸も不幸もないんですよ」という正観さんがずっと
いい続けていた主張を様々な形で説いている。
久しぶりに聴き直すと新鮮。

あれだけ正観さんの本を読んでいるのに
まだ聴いたことのない話をされていた。
正観さんの無尽蔵ともいえる引き出しの多さに圧倒される思い。
改めて合掌。


小林正観さんが光になられたことを友人のつぶ庵さんからお聞きした。ホームページにも記載されている。

呆然としている。
一時体調を崩されたが、奇跡的な生還をされ
再び講演会活動を続けておられると思っていた。
詳しい状況はよくわからないが、ホームページには
年末までギッシリと予定が組まれている。
それが「全て中止になりました。」とある。
ということは、急逝されたのだろうか。

私は、斎藤一人さんから正観さんに入った。
今から5年ほど前だろうか。
今でこそ一般書店発売の本が沢山あるが、
当時は宝来社や弘園社といったネット書店のみの販売で
そこから全著作を購入し貪るように読んだ。
これまで考えたこともない視点で、目からウロコが数千枚も落ちた。
実際に講演会にも何度か足を運んだ。
その時の感想を何度かエントリーしている。
とても素晴らしかったので、家族でも参加させて頂いた。

今の心の平安は、正観さんなしでは絶対得られなかったものと
断言できる。この10年間で最も影響を受けた中の一人に
文句なく正観さんは入る。
若い頃ではなく、40代で正観さんに出会えて本当に幸運だった。
若いころの哲学をそのまま引きずったまま、後半を迎えていたら
私は多分途中で切れてしまっていただろう。

心の底から感謝したい。
ありがとうございました。
安らかにお眠りください。
合掌。

5
年間300回以上の講演を続けてこられた
正観さんが体調を崩されて講演を休まれているのを
知ったのは2009年のこと。
何回か実際に講演に参加した際もいつも咳き込んでおられ、
決して元気そのものという状態ではなかったので、
そんなに重篤な状態であるとは知らなかった。(^_^;)
一時期はかなり危ない状態であったらしい。

その際に、担当医師として正観さんの治療にあたった西本医師の著作。

小林正観さんの「奇跡のセイカン」―生まれてきた本当の意味がわかる本
  • 西本真司
  • マキノ出版
  • 1400円
Amazonで購入


全4章構成。
第1章は著者の自己紹介。
少年時代からこれまでのスピリチュアルな体験と視座の説明。
現役医師でありながらも西洋医学絶対主義に立たず、
「体」「心」「魂」の3者の総合的健康を目指す。
著者の言葉を借りれば、ホリスティック(全人的)健康観。
自然治癒力を癒しの原点におくなど、既存の医療とは
かなり趣を異にして、個人的には非常に価値観が似ている。
こういう先生なら私もかかってみたいと思う。(^_^)

越智啓子先生飯田史彦先生のお名前も登場して、そちらの方面が好きな方には親近感がわく。

第2章は正観さんとの出会いから担当医になるまでの経緯。
さらに正観さんの病状をレントゲン写真も掲載して
詳細に説明してくれている。
もちろん、正観さん承諾済み。
これを読むと一時期生死の境を彷徨うほどの
際どい病状であったことがわかる。

「61歳で心臓の病で逝く」という光からのメーッセージを
40歳の頃に受け取っていた正観さんは、それを受け入れて
体調の悪い中、全く病院へ行こうとせず、静かにその時を
待っていたようだ。
恐るべき精神力!!
それを西本先生をはじめ、縁ある周りの方々が説得を重ねて
入院までこぎつけ、手術に至る。

「静かに天命に従おう」としていた正観さんが
「自分も頑張って生きよう」と生き方のベクトルを
大幅に変更するまでの紆余曲折が描かれている。
非常に興味深い。

江原さんは『宿命』と『運命』とを区別している。
『宿命』は誰もが持って生まれてきた、一生変えられない要素。
『運命』は生きていく過程で自分の意志で作っていける要素。
ということは、寿命は宿命でなく、運命であることになる。
自分の人生を考える意味でもいい教えとなった。

第3章は「アナグラム」、第4章は「誕生日とソウルメイト」。
こちらも占いのようで面白い。(^_^)

一人さんはお弟子さんの本が沢山でているので
日常生活の様子をある程度垣間見ることができるが
正観さんを第3者の立場で語る本はこれまでなかった。
その意味で非常に新鮮で興味深かった。
全体でも140頁ほどの小書だが、知らない情報が目白押し。

正観さんファンには必読の一冊といって良いだろう。

2011年度ブックレビュー#004

5
私自身は決して「過労死」が頭をよぎるほど
多忙な生活を送っているわけではない。(笑)
むしろ晴耕雨読の悠々自適に近い。
ただ最近、知り合いが「鬱病」になったため、
ちょっと読んでみる気になった。



章別タイトルは以下の通り。
1 過労死するタイプとは?がんになりやすい職業とは?
2 もし「自殺」の二文字が頭に浮かんだら…
3 七人に一人がかかるうつ病は「心のかぜ」です
4 うつ病とは何か?自殺につながる前兆とは?
5 ものの見方が狭くなるから悲劇が起きるのです
6 脳の構造が証明する男の限界と女の優位さ
7 食・運動・思考…今日から人生の軌道修正

なかなか衝撃的なタイトルが続く。(^^;)

医学的な見地から、鬱病になりやすいタイプや
ガンになりやすいタイプ等のチェックリストが
挙げられているので、心配な方はやってみるといい。

純粋に学問的な話ばかりでなく、
「日本笑い学会」副会長の肩書きをもつ著者だけあって
笑いのネタがアチコチに散りばめられている。
大笑いしながら、医学的知識も学べる、
一粒で二度美味しい本。(^-^)

年間の交通事故死者数(約5000人)のおよそ6倍の
自殺者数(約30000人)を抱える日本。
物質的にこんな満ち足りた国でこの数字は何かが狂っている。
これまでの尺度とは根本的に異なる、
心のフレームワークの再構築が必要だろう。
本書はその大いなる助けとなるに違いない。

尚、本書は2000年、すなわち、
今から10年前にすでに出版されている。
今読んでも全く古さを感じないどころか、
時節にピタリ適った提言がなされている。
事態が全く改善されていないことを嘆くべきか、
著者の慧眼を懼れるべきか!?
多分、両方だろう。

ストレス過多の現代人必読の書と言ってよい。

2010年度ブックレビュー#070

5
我が人生の師・小林正観さんの最新刊。
啼かなくていいホトトギス
小林 正観
中経出版 ( 2010-08-11 )
ISBN: 9784806137849
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


「啼かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」織田信長
「啼かぬなら 啼かせてみよう ホトトギス」豊臣秀吉
「啼かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」徳川家康
3人の武将の特徴を表した有名な句である。
しかし、これらはすべて共通の大前提がある。
すなわち、「ホトトギスは啼くものである」

究極の心の自由人・正観さんはその大前提すら覆す。
別に啼かなくてもいいじゃん。
故に曰く、
「啼かぬなら 啼かなくていい ホトトギス」小林正観

この視点に立ち、「努力」「競争」の次元を超越した世界に誘う。

・幸不幸そのものは人生そのものには存在しない。
それはあくまで人間の側の解釈。
目の前に現れた「やるハメになったこと」を
ツベコベ言わずに淡々とこなしていけば
人生はそれで十分。
やるハメになったことは、換言すれば「天の意志」
であるから。

・人生は自分が投げかけたものを受け取ることになる。
「嬉しい」「楽しい」「幸せ」「ツイてる」と言っていれば
もう一度それを言いたくなる現象が現出し、
「不平不満」「愚痴」「悪口」「文句」を言い続ければ
ずっとそれを言いたくなる現象が目の前に現れる。

40年掛けて発見した、こうした「宇宙法則」の数々を
様々な例証を挙げながら解説する。
その根拠は、自らの過去の経験であったり、
またある時は空海やお釈迦様であったり、
話は縦横無尽に展開して、興味は尽きない。
膨大は読書量で博覧強記を誇るが、
その知識が知識にとどまらず、
すべて智慧にまで昇華している点が
正観さんの凡人ならざるところ。

ただ、正観さんはどんな時も「上から目線」の発言は一切しない。
その点が他の多くの自己啓発本と大きく一線を画す。
何度か実際に正観さんの講演会にも参加させて頂いたが、
そこでも偉ぶったところや仰々しいところは全くない。
聴衆に混ざれば誰が講師か生徒かわからない位。
それほど威厳はない。(笑)

「こう生きなさい」とは決して言わない。
「私はこんな風に愉快に生きています。同じようにしたい方はどうぞ」
という立場。
「かくあるべき」の教育者でなく、「こうやってます」の実践者。
正観さんにとっては人がやろうがやろまいが関係ないのだ。

尚、本書は『100%幸せな1%の人々』の第2弾と銘打っているが、どちらから読んでも問題はない。
特に拘る必要はないだろう。

大切なのは読んだ本人が実践すること。
ただそれだけである。

2010年度ブックレビュー#068

5

泣いて生まれて笑って死のう
  • 昇幹夫
  • 春陽堂書店
  • 1575円
Amazonで購入


著者は麻酔科、産婦人科の専門医でありながら、
「日本笑い学会」副会長として 笑いの医学的効用を研究
されている風変わりな経歴の方。自称「健康法師」。

まず驚いたことは、正観さんの本で読んだ話が
次々出てきたこと。
なんば花月で新喜劇を見た後で患者さんの
NK細胞の活性化した実験の話。
離婚率が一番少ないのは遠洋漁業の漁師さんという話。
ガンになり易い職業。
臨死体験された方が神さまから
「楽しい人生であったか?」と質問される話など。
共通点が非常に多い。
また駄洒落やことば遊びがスキな点もよく似ている。(;´▽`A``

正観さんの名前は全く出ていないが、
正観さんと何らかの接点があるのではないか!?
正観さんはその膨大な読書量から、
歴史の話や医学の話も幅広く語られているが、
その医学系のブレーンのひとりがこの昇先生だと
勝手に推量している。

そう感じつつ、付録のCDを聴いてみた。
そうしたら「友人の小林正観さんが・・・」
のコメントあり。
やっぱりなぁ!!\(o⌒∇⌒o)/

文系の歴史の逸話などはないものの
その分、専門の医学系の逸話は多数。
食事の重要性を物語る話や抗うつ剤の恐ろしさを
伝える逸話など興味深い実話が次々飛び出してきて
飽きることなく読み進めることができた。

章別構成は以下のとおり。
第1章 人生のはじめ
第2章 共育と食育
第3章 なんのために生まれたの?
第4章 病いはもとからたたなきゃ
第5章 病いと向き合う
第6章 笑いの効用
第7章 人生の養生
第8章 人生のエンディング

た「だ」しさよりた「の」しさを重視した
生き方を推奨する。
「自分が何とかしなければ」を止め、
「誰かが何とかするだろう」と考え直すことで
癌になることを防ぐ。
クソマジメに生きて病気になっていたら
バカらしい。
程々にマジメに、程々に遊ぶ。
非マジメのススメ。

正観さんの視点を医学的見地からより深く
探求した著作。
正観さんの視点を持たない方には
目からウロコの衝撃的事実の連続だろう。

著者のホームページもまた愉快。(^-^)

2010年度ブックレビュー#057

仲間のインストと話して驚いたことがある。
彼女曰く
「福島さんって正観さんと似てるね」

「そうだね。。。」
と、答えものの正直、絶句した。

福島さんとは福島正伸氏のこと。
夢しか実現しない
が合言葉で、とにかく夢をもって生きていくことの
素晴らしさを伝えるために全国行脚しているような方。
彼のtwitterのbotもパッションに
満ちている。(;´▽`A``
このブログでも度々登場している。

一方、正観さん。
「努力」や「夢」を否定はしないが、
まず目の前にいる人・ものに満足することが第一。
足らないものを数えてそれを獲得すべく苦労するより
今あるものに感謝して笑顔で過ごそう、
というのが基本スタイルだと認識している。

ある意味、水と油。
私の中では。

どちらが良い悪いではなく
私の中では全く別世界の存在。
ベクトルの方向が正反対。

この二人を「よく似ている」と
感じる人がいるんだ〜〜。
人の感性って人それそれ。
つくづく感じた。`

5
小林正観さんの最新刊。
ごえんの法則
小林 正観
大和書房 ( 2010-06-15 )
ISBN: 9784479792970
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


正観さんは昨年体調を崩され、入院を余儀なくされた。
その時に病院内で時間に余裕ができたので、
話をテープにとり、それを起こしたのが本書。
書き下ろしならぬ、語り下ろし。

ごえんとは「縁」「円」「援」「宴」「園」の
5つの「えん」を意味する。
この「ごえん」の視点から眺めると、
正観さんの思想が分かりやすくなると
編集者が提案したらしい。
確かに面白い視点だ。

タップリと時間をかけて作った、と
ご本人が述懐しているだけあって、
これまでの正観思想の集大成のような本。
正観さんの本にしては、文字も小さく、
中味がギッシリ詰まっている印象。
お得感もある。(^-^)

正観さんの本はほとんど読んでいる私にはお馴染みの事例
が多いが、初心者の方にはその余りに肩の力の抜けた生き方は
衝撃的かもしれない。(;´▽`A``

正観さん入門者には全体像を知る上で、
中級以上の方には総復習の意味で楽しめる仕上がりとなっている。

2010年度ブックレビュー#053

5
一般書店で販売される正観さんの著作は
基本的には購入しないのだが、
ある雑誌に連載された原稿をもとに新規原稿を加え、
再構成した本とのことなので珍しく購入してみた。
幸も不幸もないんですよ
小林正観
マキノ出版 ( 2010-02-15 )
ISBN: 9784837671251
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


「この世には幸も不幸もない。そう思う心があるだけ。」
正観ワールドのエッセンスを様々な方向から光を当て、
解説してみせる。
正観さんの著作を読み慣れている者には、
おなじみの視点だが、初めての方には衝撃的かもしれない。

神様に感謝したくなるような「不思議な偶然」が
重なったときは書き留めておくと人生が楽しくなる、
というアドバイスは初めて読む。(P.215)
共感。
こうした現象を「天の微笑み」と呼んでいるらしい。
「天が私に微笑んでくれた」の意味。
私も「天の微笑み」をメモしていこう。(*^^)

前世の記憶が残る子どもたちに、今の親を選んで生まれて
来た理由を尋ねると、皆「母親が好きで生まれてきた」
という答えた話も印象的。(P.157)
「母親が寂しそうだったから励ましてあげようと思った」
「元気にしてあげようと思って」
「楽しそうにしていたので」
理由は様々だが共通なのは、皆母親が好きであるという点。
父親だけが好きで選んだ子どもはいなかったそう。
この話をカミさんにするとニコニコ(⌒∇⌒)になる。

一人ひとりが太陽のような明るくて温かい存在になること。
これが日本で一番高い格の高い神社、伊勢神宮にいらっしゃる、日本で一番格の高い神社、天照さんが望んでいること(P.251)

人間としての最大の喜びは、自分の存在が喜ばれている、喜ばれるように生きるということ(P.267)


初めて正観さんを読まれる方も、おなじみの方にも
どちらにも満足して頂けるに違いない。
心が温かく、そして軽くなることうけあい。ヽ(=´▽`=)ノ

2010年度ブックレビュー#019

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