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最初の15分が面白くない映画が、途中からグイグイ
面白くなっていくことは滅多にない。
逆に、面白い映画は、どの15分を切り取っても
あきれるほど面白いのは、何故だろう!?

今回観た『マイ・インターン』は、明らかに後者の作品。

まず、ロバート・デ・ニーロにしびれる。
一見すると、彼だとわからない。
よく見ると、彼だ。
初老の品のいいお爺さんを見事に演じる。
そこに、アン・ハサウェイの圧倒的な天真爛漫さとが相まって、
非常にバランスの良い、品のあるヒューマンコメディに
仕上がっている。

1日目は私一人で見て、余りに面白くて翌日
嫁と二人で見直した。
2日連続で鑑賞したが、それでも楽しめた。
そんな作品は稀だ。
嫁も絶賛。
老若男女問わず、楽しめる。

元々、早く現役退いて、隠居したいという気持ちは
チリほども持ち合わせていない人間だが、
こんな映画を見ると、一生現役で働き続けたいと改めて強く思う。(笑)

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一日のんびりできたので、久しぶりに映画鑑賞。
クワイエット・プレイス

音にのみ反応する謎の化け物とある一家の戦いの物語。
いかにもB級ホラーを想像させるものの、
なかなかのスリル感を楽しめる。

Amazonのレビューは酷評されているが、そこまで酷くはない。
が、しかし「世界中の批評家や映画ファンから大絶賛」とまで
言われると鼻白む。(笑)

軽い気持ちで見始めると、意外に楽しめたよ、
と言える程度。

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軽い気持ちで見始めた映画が思いのほか、
示唆に富む良作だったのでシェアしておこう。
アンダーカバー・エンジェル 守護天使

どうして人間が現世で愚痴を言ってはいけないのか?
それは、そんな苦難を百も承知の上で何も不足のない天国から
自らの意思で舞い降りてきているから、
というお話。

単なるハートウォーミングなストーリーと見るか、
哲学的示唆を読み取るかどうかは、見る側の問題。

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今日は豊田遠征の予定だった。
しかし、天気が大荒れ。

関東地方が大雪だった先週末でさえ、
一片の雪も降らなかった当地方も
今日はさすがに降雪。
ただ9時には止んで、そのあとは一日中雨。
それでも一応、今年の初雪。

愛知県の中でも最東端に位置する我が地方は
本当に温暖でありがたい。
名古屋市は7センチほどの積雪だったらしい。
その間に位置する岡・豊田もそこそこ
積雪あるだろう。
とても怖くて走れない。

そこで予定を変更して自宅作業の一日。
幸いまだ出品できずに残っていた本が数十冊ある。

その出品作業に勤しむ。

午後にはそれも終わり、珍しく時間もできたので
ずっと見たかった映画をDVDで見る。


大沢たかおは大好きな男優。
相変わらず、実にうまい。
恋人役の石田ゆり子も予想以上に好演。感動した。
松村達雄の存在感が抜群。

結末がちょっと呆気なかったのが個人的には残念。
それでも2時間近く、私が飽きずに見られたのだから
いい映画といえるだろうな。(^_^)
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永遠の0』を観てきた。
映画館で映画を見るなんてあの時以来。
6年ぶり。

本当は昨年末、封切りと同時に見に行きたかったが、
相当混雑しているとの噂。
わざわざ世間様が冬休みの時に自営業者の私が行くことはないだろう。
世間の休みが終わったところで見に行った次第。(笑)

その間に原作も読んだ、

非常に感動した。
450P程の大書なれど、とても読みやすく引きこまれ一気に読了。
同著者の「モンスター」も読みやすかったことを思い出す。

当時は知らなかったが、著者は放送作家。
あの「探偵ナイトスクープ」の作家であるらしい。
そのせいか、エンターテイメント性に優れている。
「読了後、読んでよかった、と言ってもらえることを第一義に考えている」
と、あるインタビューで述べていた。

さて、映画。
約2時間半の大作。
本も大作だったが、2時間半の映画にはたしてこの老体が耐えられるかどうか!?
つまらないTVなんてすぐ寝てしまう私。(^_^;)
相当おもしろくないと2.5時間なんて絶対耐えられない。

さて、結果は・・・


全くの杞憂に終わった。(^_^)
開始30分後から号泣開始。(笑)
その後、所々涙がおさまる時間はあるものの
概ね2時間はほぼ泣きまくり。(爆)

あの映画を見て、涙しない日本人なんているものか!!
いるとしたら性根が日本人でない証拠。
絶対、友だちになれない。

安倍総理も感極まって絶句したそうだが、
その気持よくわかる。

小さな自宅のTVではあの迫力は味わえない。
映画館が正解だった。
そもそも自宅では2.5時間も映像に集中できない。(^_^;)

原作とは若干設定が違っていたが、本流とは異なる箇所。
全く気にならなかった。

百田氏は本作品が小説家としての処女作だという。
それが8年前。
それ以降、何度も映画化の話があったが
脚本が納得いかずすべて断ってきたという。

自分自身でも脚本を書き始めたこともあったというが
どうしても書ききれず、もう映画化は諦めていたそうな。

そんなところに、今回の山崎貴・林民夫両氏からのシナリオに
いたく感動し、即快諾したという。

できた映画を見て、原作者自身、何度も泣いた
というから相当の出来栄えということだろう。

実際、原作と映画両方共に同じくらい感動できる作品は極めて少ない。
本作はその数少ない例外の一つと言っていい。


映画見終わった後、嫁と二人でお互いの顔を見ながら大笑いした。
とても人前には出られた顔でない、と。

ともかく。
本でも映画でどちらでもいい。
一人でも多くの方々に本作品は味わってほしい。

鑑賞後、背筋をぴんと伸ばして生きていこう、
そう思わずにはいられなくなる。
そんな素晴らしい作品である。
3

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いまさらの感はあるものの、
数年前に話題だったあの映画を見てみた。


つまらない映画であれば15分で寝てしまう私が
100分間見続けることができたのだから、
面白くないわけではなかった。

次の展開を見ずにはいられない心境に引き込んでしまうのだから、
それはそれで見事というべきだろう。
ただ、ただ・・・・

見終えたあとのこの言うに言われぬ不快感は何だろう!?
登場人物の中に誰一人として共感できる者を
見つけることができない虚無感。
人間の暗部にのみ光を当てたアナーキー的人間観。

私の基準では「好きな」映画ではない。
が、印象にだけは妙に残るから性質(たち)が悪い。

話の種にはなった。
が、2度見たくなる映画ではない。

この映画が「日本アカデミー賞」を受賞したって!?
うーむ。
わからない。。。┐(´-`)┌
5

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私が大学で教えているパワーポイントの授業では
最終テストの代わりに、15枚以上のスライドを作成し、
皆の前で10分間プレゼンをしてもらうことになっている。

昨年までは「将来の夢」「私の街紹介」等、
こちらが選択した4つのテーマの中から1つを選択し、
それで発表してもらっていた。
ところが、そのテーマではイマイチ面白い作品が少ない。

そこで今年は一切制限せず、
自分の好きなテーマでプレゼンしてよい
スタイルに変更した。
そうしたら、自分の興味関心のあるものを自由に学生が
発表してくれて大変面白い発表会になった。

その中の一人の女子学生が教えてくれた人物。
新海誠。
1973年生まれとのことなので私より一回りも年下。
かなり有名な映像作家らしい。
全く存じ上げなかった。m(_ _)m

秒速5センチメートル」を彼女は取り上げた。
彼女のプレゼンは卓越しており、
新海誠の世界に多くの学生が引きこまれた。

私もすぐにレンタルして鑑賞した。
彼女から聴いていた通りの、切なく甘酸っぱい作品だった。
50過ぎの親父が言うのも気が引けるが、
胸がキュンとなる。(恥)
人には決して言えないが、私の大好きな世界。(大恥)

ストーリーの切なさも好きだが、もう一つ特筆すべきは
その映像の驚異的なまでの美しさ。
徹底的なリアリズムにこだわり、
細部まで恐るべき精確さで描ききっている。
それが余りに美しい。

描かれている感情世界とリアルな風景描写は
私の美的嗜好と100%一致。
彼の作品すべてを見たい。
小説も出ており、これまた評判がよい。
こちらも楽しみだ。

まだまだ世の中には自分の知らない楽しい世界が
たくさん残っているんだなぁ。
あぁ、幸せだ〜〜\(^o^)/


5

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著名な受験評論家である和田秀樹氏の初監督作品。


題名の通り、「受験」がテーマ。
全体の6割。
それ以外に、「緩和ケア」が3割。
「淡いラブストーリー」の要素も1割ほど占める。
どれも私の関心事なので、非常に興味深く鑑賞できた。

主人公である生徒役に寺島咲、塾講師役に豊原功補
おふたりとも派手さはないが演技は非常にうまく、
どちらも役柄にピッタリはまる。
すんなり感情移入できた。キャスティングの妙。

とくに大きなヒネリも予想外の展開もないが、
数々の受験テクニックや心構えは
受験を控えた者には大いに参考になるだろう。

それでも2時間という上映時間の絶対的な制約から
描ききれなかった受験テクニックをどうしても
伝えたいという思いで、映画製作後にそれを
小説として補足、出版している。

受験のシンデレラ
  • 和田秀樹
  • 小学館
  • 540円
Amazonで購入


この原作があって映画化されたものではなく、
映画の脚本を元に、情報を新たに補充追補して
小説を書いたという点は珍しいパターンだと思う。

小説も読んでみたが、確かに受験のテクニックが
小説のほうが緻密に書かれており、
「受験」に興味のある人には小説の方もぜひお薦めしたい。

ただ、少女と塾講師の出会いまでがやや冗長の感あり。(^^;)
映画とは出会い方が微妙に異なるが、大きな影響はない。
映画で大まかな人間関係が理解できていれば
最初の部分は割愛し、実際に講義の始まる95ページから読むのが
時間の節約になるだろう。

内容的には「ドラゴン桜」と重なる部分も多いが、
「死」が絡む分、こちらの方が全体としては重い印象を残す。
映画も小説も個人的には十分合格点を付けたい。

初監督にして、ここまでの作品に仕上げた、
和田監督の力量はお見事と言う他ない。

「受験」「勉強」をメインにしながらも、
本作のようなエンターテイメント性も兼ね備えた、
「青春受験小説」とも言うべき分野を
和田さんには開拓していただくことを切に願いたい。(^-^)


2010年度ブックレビュー#072
4

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3組のミドルエイジ男女の結婚・恋愛生活の紆余曲折を描く。
3組のカップルの関係を描くというのでてっきり
オムニバス形式かと思いきや、一つの話に3組が
うまく絡み合い、同時並行的に進行していく。
場面の切り替えもメリハリがあってタイミングもよく、
飽きることなく映画に没入できた。

三者三様の人間模様ながら、十分ありえる設定で
自己投影しやすかった。

あちらを立てれば、こちらが立たない。
光が当たれば、影ができる。
どちらを選択しても完全にはなりえず、
きっと何かが欠けてしまう。
そんな悲しくも滑稽な人間風景を
3組のミドルエイジがとてもうまく表現していた。

中でも、イッセー尾形と綾戸智恵の魚屋夫婦は
絶妙な味わいを出していた。

ただ唯一残念だったのは、
一番の主役であるはずの中村雅俊。
彼は30年間家族を顧みず仕事一筋の会社人間で、
外に愛人作って熟年離婚・・・という役柄なのだが
私には彼のイメージはどうしてもマイホームパパ。
それがどうしても抜けなかった。(;´▽`A``
佐藤浩市あたりを使ってくれると入り込めたかな。

奥さん役の原田美枝子が地味な主婦役と
独身になってからの垢抜けた女性の雰囲気を
見事に演じ分けていただけに実に残念。

最後の原田の選択は個人的には?だが、
30年間一緒に連れ添ったものだけが
到達しうる境地なのかもしれない。

部分的には泣ける感動的な場面もあったし、
テンポよく見ることが出来た。
しかし、中村のキャスティングと
唐突なエンディングがちょっと興醒め。
他の2組のカップルの展望も含めて、
もう少し余韻を残してフェードアウトして欲しかった。
そのあたりを割り引いて、☆×4。



5

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ご存知、黒澤明監督の代表作のひとつ。
1963年制作。
昔、何となく見た記憶もあるのだが、
詳細はほとんど覚えていない。(;´▽`A``

お気に入りのPodcast「日高晤郎 私の本棚」において、
日高晤郎氏によって絶賛されていたので
本作品の鑑賞を思い立つ。
彼は自分の美学において是々非々が非常に明確。
下手なものは世間がどんなに高く評価しようが糞味噌に貶すが
良いものに関してはトコトン褒める。
「天国と地獄」に関しては最大限の賛辞を送っていた。
彼がそこまでいうのなら見てみようと思った次第。
TSUTAYA DISCASでレンタル。

不思議なことに面白い映画っていうのは、
冒頭、途中、クライマックス、
どの10分をとっても絶対面白い。
本作もその例外でなく、
最初から最後まで全く息つく暇もないほどの
緊迫感・臨場感の連続。
ミステリー苦手な私をここまで没入させるのだか
その妙味は桁外れ。
さすが黒澤明の最高傑作と言われるだけのことはある。

キャスティングも素晴らしい。
三船敏郎・仲代達矢・三橋達也・加藤武・木村功・山崎努
など重厚な役者がこれでもかというほど顔を揃える。
江木俊夫が子役で、菅井きんが麻薬患者役で
出てきたのには笑えた。

あらすじに関してはこちらをご覧ください。

「天国と地獄」という言葉は
様々な側面のメタファーとして読める。
犯行の動機、身代金受け渡しのトリック、
犯人逮捕までの捜査過程、全てに納得がいく。
それらが見事にエンディングに向けて収束していく。

この映画は見ておいて損はないです。
万一ご覧になっていない方には絶対オススメの一作。
こんな傑作を今まで見ていなかった自分が
恥ずかしい。

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