Ordinary

日常生活の些細なことに幸せの種を見つけて楽しんでいる平凡なオヤジの視点

本が好き

くじけないで5

本が好き!様よりご献本頂いた。
いつもありがとうございます。(^人^)♪


くじけないで
  • 柴田トヨ
  • 飛鳥新社
  • 1000円
Amazonで購入
書評


著者の柴田トヨさんは1911年生まれ。齢99歳。
プロ詩人というわけではなく、
90歳を過ぎてから、一人暮らしの退屈しのぎにと
息子さんから詩作を勧められたのがきっかけ。
産経新聞「朝の詩」に投稿をすると、
選者の目に留まり、今回の出版となったという。
そんなドラマティックな展開が本当に世の中に
あるものなんだ!?

職業詩人ではないので、
妙な技巧やエキセントリックな仕掛けもなく、
とても素直に読める。
情景がそのまま目に浮かんでくる。

特に印象に残っているのは、
息子さんと一緒にご主人を駅に迎えに行き、
家族3人で歩きながら自宅に戻るまでを描いた「思い出2」(P80)
素直な心根と純真な感性が春風のように心地良い。
彼女もこれが一番のお気に入りだそうだ。

100歳近いご高齢で、尚且つこのようなみずみずしい
感性を保ちうるのはプロの詩人でも稀である、
と、選者の弁。
宜なる哉。

普通の生活を送る市井の方でも生き方次第で、
ここまでPureな精神を保ちうるのだ。
精神生活がいかに満たされているかは
巻頭の笑顔の写真が何より物語っている。
心が洗われる。

2010年度ブックレビュー#066

コルタン協奏曲5

本が好き!様よりご献本頂いた。
(^人^)感謝♪
まさか「本が好き!」でゴルゴに会えるとは
思わなかった。(笑)

ゴルゴ13
  • さいとうたかを
  • リイド社
  • 550円
Amazonで購入
書評


ゴルゴ13ほど好き嫌いが極端に分かれる劇画も
少ないのではないか。
私の友人で「ビッグコミック」を毎週買って
愛読している人がいるが、その彼は、
「ゴルゴ13だけは読まない」と断言する。
一方、私はコミックは苦手でほとんど読まないが
「ゴルゴ13」はその中の数少ない例外の一つで
ある時期まですべて買い揃えていた。
100巻を超えたあたりで挫折してしまったが・・・(;´▽`A``
それでもどこかの待合室に「ゴルゴ」があれば、
必ずそれを手にとって読む。

ゴルゴ13の面白さは、政治・経済のリアルな現実に
シンクロしている点だろう。
本書でも、携帯電話で使われるコルタンの違法採掘
で揺れるコンゴの内紛を扱っている。「コルタン協奏曲」
現実の社会問題を基軸に、超A級スナイパー・ゴルゴ13
の超人的狙撃を絡めて事件を大ドンデン返しの形で解決させる。
120%ありえないと知りつつも、
その非現実的解決が溜飲を下げる。

最後に、
アフリカの大地は、豊富な資源に恵まれて、
世界の工業生産に寄与しているが、
アフリカ自身が豊かになることはなく、
背後で操るものに利益を産む図式は
17世紀から変わらぬ状況である。(P.130)
と見事に締める。

硬派な話題ばかりではない。
最新のIT用語も飛び交う。
「ググれ」
ゴルゴ13
このアンバランスさが魅力。(^-^)

本書では、依頼者へのキャンセルの連絡を電子メールで送ったが、
着信確認できなかった。送った直後に依頼者のPCがウィルスに感染したのだろう、と推理している。(P.32)
今は連絡にも電子メールを使っているようだ。(笑)
ゴルゴだけにGmailを使っているに違いない。(;´▽`A``

硬軟織りまぜて、私の知的好奇心を満足させてくれる。
こんな劇画は他にない。
今後もゴルゴ13は読み続けていく。

2010年度ブックレビュー#063

マンガでスイスイ「10歳のパソコン」15

本が好き!様よりご献本頂いた。(^人^)感謝♪


マンガでスイスイ「10歳のパソコン」1[ スゴイ技!]
  • かたりおん
  • 総合企画
  • 924円
Amazonで購入
書評


定石どおり、Windowsの基本操作から入り、
プリンタ・スキャナ等の周辺機器の使い方、
インターネットの活用法、
さらにセキュリティについての解説と
「10歳のパソコン」とはいえ、
幅広くひと通りの事柄は網羅している。

見開き2ページで1項目を解説する。
右ページに4コマ漫画。
左ページに詳しい解説。
詳しいと言ってもイラスト中心なので
10歳の子どもでも十分読める。

それでも「スクリーンショット」や「圧縮解凍ソフト」
さらに、Ctrl+C等の主な「ショートカットキー」までも言及する。
ブログやGoogle Earthの話題にまで触れているのはお見事。
(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ

「そこそこ」「まあまあ」「かんたん」の3つの
レベル分けがされているので、まずは「かんたん」
だけを読んでいくのが超初心者にはいいかもしれない。
基本用語の索引も付いて、
初心者への気配りが行き届いている。

題名どおり、「10歳の小学生」はもちろん、
その小学生にパソコンを教えなくてはいけない、
PCが苦手な先生方や、その小学生のお孫さんをもつ
シルバー世代にもオススメできる一冊に仕上がっている。
これで税込924円とは、
コストパフォーマンスは極めて高い。(^-^)

2010年度ブックレビュー#061

刑事眼―伝説の刑事の事件簿5

本が好き!様よりご献本頂いた。
(^人^)感謝♪


刑事眼―伝説の刑事の事件簿
  • 三沢明彦
  • 東京法令出版
  • 1890円
Amazonで購入
書評


警視庁24時」というTV番組がある。
TVを余り見ない私が、録画してでも見たいと
思える数少ない番組のひとつ。
警察の裏側のご苦労を伝えるいい番組だと
思うが、TV的に面白おかしく演出する関係上
仕方のないことかもしれないが、
酔っ払いや暴走族絡みの映像が多いのが玉にキズ。
そんな下衆な行為は余り興味はない。
もっと職人のような刑事の地道な仕事ぶり
を知りたい、と思ってきた。
そんな好奇心を見事に満たしてくれる一冊。

顔写真だけを頼りに雑踏の中から指名手配容疑者を探し出す
専門の捜査官(見当たり捜査官)がいるなんて、初めて知った。
手作りの手帳に手配写真を貼り、細かい特徴が書き込み
毎日その写真とにらめっこするという。
そうやって数百人の顔を覚えてしまうという。
「正面の写真、横顔の写真。いつもいつも見とると
頭の中で立体的に見えるようになる。
昔からの知り合いみたいに、人込みの中でも
判別できるようになる(P112)」のだそうだ。
そうして年間100人以上を実際に逮捕してしまう
というのだから恐れ入る。

また「スリ」専門の捜査官の技も凄まじい。
スリが獲物をとらえるときに一瞬視線を落とす。
それを「眼が飛ぶ」という。
刑事たちは人込みの中でも眼が飛ぶ瞬間を見逃さない。
「眼が落ちる角度とその先だよ。角度は10度くらいかな(P130)」
「10度」・・・!?(;´▽`A``

名古屋駅の雑踏をこれまで無造作に歩いていたが
そうした中でも刑事と犯人との見えない攻防が
繰り広げられているとおもうと呑気に歩いていらない。(;´▽`A``

日本の治安低下が危惧され、
警察官の不祥事がマスコミをしばしば賑わすが、
刑事の大半は、本書で示されたような職人的勤勉さで
日々犯人と格闘し、そうした努力のおかげで
日本の治安は何とか保たれ、
我々は安全に暮らしていけるのだと思う。

普段は表に現れないが、社会の安全を陰で支えてくれている
方々の存在に気づかせてもらえる良書。

漢語を多用した硬派な文体も刑事の匠の技を伝えるのに
うまく適合している。
その点も最後に付記しておきたい。

2010年度ブックレビュー#055

子どもに教えてあげたいノートの取り方5

本が好き!よりご献本頂いた。(^人^)感謝♪


子どもに教えてあげたいノートの取り方
  • 高濱正伸_::_持山泰三
  • 実務教育出版
  • 1470円
Amazonで購入
書評


昨年話題になったので、「東大合格生のノートはかならず美しい」を以前読んだことがある。
確かにキレイなノートではあり、
目の保養にはなったが、自分で実際にノート作成する
上では正直余り参考にならなかった。
それは著者自身に某かの指針があるわけではなく
「キレイ」に見えるノートを収集し、
その特徴と傾向を表面的に分析したに過ぎないから。

一方、本書。
著者は算数オリンピック委員会理事。
花まる学習会代表
残念ながら、指導のキャリアが「東大生のノート」の著者とは
比較すべくもなく、哲学の差がその著書に如実に現れてしまっている。

英数国社理5科目毎に、ノート作りのポイントを掲げ、
子どもたちの実際のノートを写真で見せながら説明する。
どの教科も4種類のノート作成を推奨していることには驚いた。
すなわち、「授業」「演習」「知識」「復習」。
それぞれに重点が異なり、それに応じてツボがある。

また「キレイに書きなさい!」
親からそう指摘されてきた子が学力不振に陥る原因が
本書で明確に示されている。

さらに驚嘆すべきは、例示されているノートのレベルの高さ!
主に小学生のノートだが、おそらく難関中学校受験生なのだろう、
中学生はもちろん、下手な高校生でも太刀打ち出来ないような
内容が見事なまでにまとめられている。

ノート作りと同時に科目毎の勉強方法も集約し、
最終章では子どもを勉強好きにするための
親へのアドバイスもまとめている。

題名は「ノートの取り方」となっているが、
題名以上の広い範囲をカバーした充実の一冊。
小中学生のお子さんを持つ、教育に関心のある
親御さんには必読といってよいだろう。

2010年度ブックレビュー#047

Twitter使いこなし術4

本が好き!からのご献本。
ありがとうございます。<(_ _)>


Twitter使いこなし術
  • 根岸智幸
  • アスキー・メディアワークス
  • 780円
Amazonで購入
書評


私自身twitter歴10ヶ月。
フォローもフォロアーも200人。
通算ツイート2000ほどの中級ユーザーを自認している。
朝、起きてすぐにパソコン立ち上げて、
起動するソフトは「Tween(Twitter用アプリ)」。
自宅にいるときにはデュアルディスプレイの片方に
このソフトが一日中起動している。
このレベルにいる私から見ても本書は非常にわかりやすい。(^-^)

まずは「@返信」「リツイート」「ダイレクトメッセージ」
「ハッシュタグ」といった基本用語の説明。
続いて便利なクライアントソフトの解説。
最後によりちょっと高度な利用法を紹介。
キャプチャー画像もたくさん載せられ理解を助けている。
ただ新書版のため、その画像が小さく不鮮明なものもあり、
わかりにくい点がちょっと残念。

巷ではtwitterをよく「ミニブログ」であるとか
「mixiみたいなもの」と例えるが、すべてひと通り
経験した者として言わせてもらうと、
どれとも空気感が異なる。

「ブログ」は「広く社会にむけての意見発表の場」
であると思うし、「mixi」はtwitterよりも
ずっと「閉鎖的で濃密な人間関係」を反映して
私には濃厚すぎて耐えられなかった。(笑)

それと比べると、twitterは遥かに開放的で緩い。
そのユルユル感がO型の私にはちょうどいい。

一番のポイントはtwitterを「コミュニティ・ツール」
ではなく、「情報ツール」として認識できるかどうか。
それがわかればtwitterの本質が見えてくると思う。
自分の関心のある情報が自分から探しに行かなくても
ドンドン集まってくるこの快感は一度知ったら、
病みつき必至なのだ

本書の解説にある通り、
「ワンストップ」「プッシュ」「オーダーメイド」
の3点がtwitter理解のポイントだろう。

入門者も中級者もどちらも満足させられる、
バランスの取れた一冊に仕上がっていると思う。

2010年度ブックレビュー#029

テラ・ルネッサンス 24

本が好き!」様からの指名献本。
「感動コミックス」シリーズ第6弾。

鬼丸昌也さんの挑戦 テラ・ルネッサンス 2
Amazonで購入
書評/



同シリーズは過去5作すべて読ませて頂いている。
1.愛と感謝の美容室 バグジー1
2.愛と感謝の美容室 バグジー2
3.一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス1
4.かっこちゃん1
5.沖縄教育出版

今回の鬼丸昌也氏の関しては2冊目なので
大まかな活動内容はすでに承知済み。
カンボジアでの地雷除去支援や
日本国内での平和啓蒙活動を行っている方。

今回はテラ・ルネッサンスのスタッフや
関係者などより細かな内容にズームして、
活動内容を追っている。

「世界には7000万から1億3000万個もの地雷が
埋められておリ、それらをすべて除去するには
1100年も掛かる」という。
この絶望的な現実を目の当たりにしながらも、
彼は挫けることなく自分の道を進んでいく。

彼を鼓舞するのは次のようなことば。
君が何かを始めようとする時に、
特別な知識や、財産はいらないんだよ。・・・
忘れてはいけないのは、
どんな人にも自分と社会の未来を想像する能力があるということ。
そしてその能力を人と比べる必要もない。
大事なのは一人ひとりに必ず能力があると信じること。(P.83)

Change is possible!
Anything is possible!
We should always strive to make the best of what we have!
変えられないものなんてない!
何だって可能だ!
僕たちはいつだって
自分のやれることを目一杯すればいい!(P.111)

地雷除去のような大掛かりなことでなくても
今、自分の目の前にあるすべきことをやっていくだけでいい。
「念」を込めて生きるだけでいい。
いつものように、当たり前の結論に至ってしまった。(^^;)

今回も期待を裏切らない完成度。
「感動コミック」にハズレなし!




2010年度ブックレビュー#006
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