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明朗であれ 父、渡部昇一が遺した教え [ 渡部 玄一 ]
明朗であれ 父、渡部昇一が遺した教え [ 渡部 玄一 ]

わが私淑する故・渡部昇一先生のご子息の書かれた、
追悼エッセイ集。

高校時代に初めて昇一先生の本に出会って以来
私の精神的支柱を作って下さったことは
以前エントリーした通り。

一時期、本気で中大を辞めて、上智大を再受験しようと思ったが
父親に止められ断念したことを告白しておく。(笑)

その昇一先生の晩年の様子が、ほぼ私と同年代のご子息の目
から描かれている。
知っている話もあったし、初めて聞く話もあった。

最後にこう書いておられる。
父の愛読者が、将来のことを考えて暗い気持ちになっていたら、父が書くであろう言葉が示す方向は決まっている。
明るい方へー
私は父と半世紀を過ごして、父が嘆き悲しむ姿はおろか、涙をこぼすところも、泣いているところも、見たことが一度もない。
武漢肺炎のこの混沌の中でも、「明るい方」を目指して歩んでいきたいと思う。

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「昇一先生が亡くなったよ」
息子からLINEが来た。

授業の合間に見て、驚愕。
しばし、言葉を失う。
「書痴の楽園」で毎週元気なお姿を
拝見していたので、寝耳に水だった。

私の今の生活の起点は名著「知的生活の方法」を
高校生の時に読んだ瞬間から始まったと言って良い。
それほど衝撃的な内容だった。
こんな生活があるんだ!
高校生の私に人生の指針を示してくれた。

20代の頃は出版される書籍はことごとく熟読した。
先生の対談を読むために雑誌「Big Tomorrow」を
定期購読した。

インターネットのない時代。
まだサヨクが全盛期の頃。
進歩的文化人が跳梁跋扈し
朝日新聞と岩波書店が言論界を支配していた暗黒時代。
そんな時代に、昇一先生はたった一人で
そんな闇の勢力と対峙された。

30年前からずっと昇一先生の本に触れていたので
南京大虐殺などというものは存在しないことは
30年前から知っていた。

日露戦争の世界史的な意味も知っていた。

英語では、生きて、野にいる豚はpigなのに
料理として出されると単語が変わってporkになる。
その秘密も先生の英文学史で読んだ。

マルクス・アウレリウスの『自省録』も
露伴の『努力論』も先生に言われて読んだ。
『古今集』も先生に言われて私家版古今集を作った。

ただただ感謝あるのみ。
ありがとうございました。
同時代に生きることができて幸せでした。m(_ _)m

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地上波TVのつまらなさは今に始まったことではない。
朝ドラと乃木坂の出演する歌番組以外の
地上波は殆ど見ない。

食事中に流れているので仕方なく
目に入る地上波の下らなさは目に余る。

それと対照的にネット配信の面白さといったらない。

参議院選挙中も青山さんの街頭演説を
有志が次々とアップしてくれる動画で見まくった。
地上波ではありえない。

ネット配信の中でも最近のわたしのツボは
DHCシアター。

「真相深入り虎ノ門ニュース」はもちろん
「ニュース女子」といった保守層を満足させる
番組はネットならでは。

さらにまた今日超お気に入りの番組を発見。
渡部昇一『書痴の楽園』

蔵書数15万冊と言われている昇一先生の書庫に
宮崎美子女史が訪問して本の話を伺うというシンプルな番組。
「知的生活の方法」で、間違いなく私の20代の生き方の指針を
示してくださった昇一先生の書斎を見られるなんて
夢の様な番組。
前後編を一気に鑑賞。
地上波では絶対ありえない面白さ。
ぜひ続編を見てみたい。

DHCは本当にいい番組を作る。
こんないい番組を作ってくれるなら途中に入るコマーシャルも許せる。
というより「速攻ブルーベリー」は服用するようになった。(笑)

これこそコマーシャルの本質だろう。
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昇一先生の日本人のための日本の歴史シリーズ最終巻。
今回は古代篇。



教科書の「古代篇」というと、
学生時代は余りに縁遠く、暗記しただけの分野。(^_^;)
しかし、昇一先生の筆にかかると、
現在日本社会との繋がりの中で鳥瞰的に語られるので、
リアルなものとして身近に感じられる。

単に知識を羅列するだけの無機質な机上論でなく、
日本と日本人に対する深い愛情から発せられる、
熱い卓見。

しかも、最高峰ともいえる博覧強記で
シナや朝鮮、西欧と比較しつつ、
日本の政治・経済・文化の特質を縦横無尽に
描ききる。

古代史から近現代史まで、ここまで鮮やかに、
また素人が読んでも退屈することなく楽しめる、
歴史書があったであろうか。

ここに語られている歴史の授業がすべての
中学校で行われたら、日本社会も50年後には
今とは随分と変わったものになるであろうが
それは期待するほうが無理というもの。(^_^;)

それならせめて、心ある日本人は
一家に一セットこの「日本の歴史」シリーズを揃え
家族皆で日本史を学び、語り合いたい。

美しく歴史ある日本国に生まれた僥倖に感謝せずには
いられないだろう。(^_^)

2011年度ブックレビュー#006
5

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昇一先生の「日本人のための日本の歴史」を語り尽くす
シリーズの第6弾。今回は鎌倉・室町時代。


渡部昇一「日本の歴史」〈2〉中世篇―日本人のなかの武士と天皇
  • 渡部昇一
  • ワック
  • 1400円
Amazonで購入


本シリーズは近現代から古代に遡って発刊されているのが特徴。
既刊は、
1.戦後篇「混迷の時代に」
2.昭和篇「昭和の大戦」への道
3.明治篇 世界史に躍り出た日本
4.江戸篇 世界一の都市 江戸の繁栄
5.戦国篇 戦乱と文化の興隆

私は大学入試は世界史で受験した。
そのため日本史は高校の授業では1年間しかやっておらず、
圧倒的に常識不足を自覚している。

大学入学後、その不足を補うべく、
司馬遼太郎全集を必死で読んだ。

その甲斐あって、戦国時代と明治維新あたりの時代風景は
大体整理できた。
しかし、司馬が余り書いていない、鎌倉室町時代となると
残念ながら全く白紙同然。(^_^;)
山川の教科書なんて今さら読む気になれない。

そこを補うのに絶好の本書。
「点」としてのみ記憶している歴史的事実を
教科書では絶対語られない、
「フィギュアヘッド」「国体」等の用語を用いながら
裏の関係性を明示し、「線」でつないでくれる。

また学校では教わらない「神皇正統記」の意義や
さらに楠木正成の「七生報國」思想が
日本人DNAの中にいかに色濃く残っているかも
歴史的事例を挙げて解説する。

書いてある内容も引用する文献も恐ろしく高尚で、
専門的なのだが、昇一先生独特の語り部のような文体で
スムーズに頭に入ってくる。
教科書を補っても余りある一冊。

本シリーズもあと一冊を残すのみとなった。
第一巻古代篇。
サブタイトルは「現代まで続く日本人の源流」。
壮大なスケールで日本史から見た日本人を
語り尽くしてくれるに違いない。

2011年度ブックレビュー#003
5

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昇一先生の「日本人のための日本の歴史」を語り尽くす
シリーズの第5弾。今回は戦国時代。


本シリーズは近現代から古代に遡って発刊されているのが特徴。
既刊は、
1.戦後篇「混迷の時代に」
2.昭和篇「昭和の大戦」への道
3.明治篇 世界史に躍り出た日本
4.江戸篇 世界一の都市 江戸の繁栄

いよいよ戦国時代。
信長と秀吉。特に秀吉を中心に語る。

家康を含めたいわゆる「3英傑」の中では
昇一先生は、秀吉を一番高く評価しておられる。
信長の持つ狂気ともいえる破壊さもなく、
家康の持つ陰湿ともいえる因循さもない。
両者にない「明るさ」を根底にもっている点が
日本型指導者として一番である、と。

晩年になって秀頼誕生以後、まさに晩節を汚す
格好になってしまった秀吉を十分承知しつつも
それでも数々の逸話を引用しつつ
秀吉の偉大さを証明してみせる。
いつもの博覧強記で我々を楽しませてくれる。
小説でないのに小説を読んでいるかのような
錯覚に陥る昇一先生独特の筆法である。

尚、昇一先生「豊臣家であれば鎖国をしないから、
大東亜戦争は不要であったろう」と
小学6年時の作文ですでに「秀吉論」を書いたそうな。

栴檀は双葉より芳し、というべきだろう。(^-^)

次回は、中世篇「日本人の中の武士と天皇」。
11月配本。
いよいよ本シリーズも佳境に突入。

2010年度ブックレビュー#073

5

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昇一先生の「日本人のための日本の歴史」を語り尽くす
シリーズの第4弾。今回は江戸時代。


本シリーズは近現代から古代に遡って発刊されているのが特徴。
既刊は、
1.戦後篇「混迷の時代に」
2.昭和篇「昭和の大戦」への道
3.明治篇 世界史に躍り出た日本

江戸時代は前近代的な「暗黒時代」という、
誤った風潮が一部にあるが、決してそんなことばかりでなく
庶民の目線から見ると非常に愉快な時代でもあったとする。
今回もまた教科書とは一味違った方向から日本史に光を当てる。

たとえば、田沼意次。
賄賂政治の代表で教科書では悪の権化のように書かれている。
しかし、彼の時代に何があったか?
洋学が栄えて『解体新書』が刊行されている。
近世日本文学の代表といわれる上田秋成の『雨月物語』、
俳諧では与謝蕪村が登場し、
国学では賀茂真淵が『万葉集』などの古典を研究し、
本居宣長は『古事記伝』を書いた。
塙保己一は日本の史書・文学を収集し『群書類従』を編纂した。
仏教では白隠禅師が出て、『坐禅和讃』を著して
坐禅を庶民に分かりやすく解説した。
その他にも狂歌も川柳も栄えた。一番江戸らしい時代。
「悪い」時代に、これほど楽しくかつ後世に影響を及ぼす
有意義なものが次々出るわけがない、とする。
けだし、慧眼だろう。

また、石田梅岩。
教科書ではほとんど顧みられない影の薄い存在。(^^;)
しかし、彼は商人の出ながら、仏教・キリスト教・儒教を修め、
庶民に勤勉・誠実・努力といった徳目を私塾で教えた。
江戸時代の庶民の識字率・教育水準の高さは
石田梅岩一派(石門心学)によるところが極めて大きい。
いわば、江戸時代の斎藤一人さん的存在。(^-^)
そんな彼にスポットをあて、評価する。
江戸時代の二大文化は「浮世絵」と「石門心学」で
あるとまで述べている。

二つだけ例を挙げたが、目から鱗の情報は枚挙に暇がない。
ページを捲るたびに展開される知の展覧会に歴史好きな人間は
小躍りせずにはいられまい。
ただ、固有名詞が怒涛のように出てくるので
歴史が苦手な方は一度目は詳細な人名は軽く流して
大まかに歴史の流れを掴むようにして読む方が得策かもしれない。

歴史は「点」でなく「線」で捉えないと面白くない。
その意味で、昇一先生の話は「物語」として
つながっており、読みやすく頭に入りやすい。
江戸時代の政治経済文化の大筋はこれ一冊読んでおけばOK!
今回も全く期待を裏切らない。

次回は「戦国時代」。9月配本。
待ち遠しい。
。('-'。)(。'-')。ワクワク

2010年度ブックレビュー#067
5

カテゴリ:
日本人のための日本史を語り尽くす、
全8冊シリーズの第3回配本。
今回は明治篇。


学生時代、「日露戦争」関連で暗記した用語は
「1904年」「ポーツマス条約」「小村寿太郎」くらいだが、
歴史的意味について考えたことはなかった。

しかし、この日露戦争こそ20世紀における最大事件である
と、昇一先生は断言する。
それは有色人種が世界史上初めて白人に勝った戦争だったから。

それまで白人が世界中を植民地化し、
それが世界的にも当然のこととされていたが、
日本人が大国ロシアに勝利したことにより
その流れを止めた。

「有色人種が白人に勝てる!」ことを
目のあたりにし、有色人種は無限の希望を得た。
実際、日露戦争以後、白人の植民地は一つも増えていない。

立派な指揮官、勇敢な兵士、最新兵器、有能な政治家
これらが見事に融合しあい、大国ロシアに勝利した、
その舞台裏を縦横無尽に語り尽くす。

教科書には絶対出てこない歴史的事実が
今回もテンコ盛り。
歴史の授業でこんな話をしてくれたら、
授業は絶対もっとおもしろくなるし、
日本に誇りを持てるのに。

しかし、学校で教えてくれないのなら、
自ら学ぶ気概がもつだけのこと。
勉強するのに遅すぎることはない。

次回は「江戸時代」。7月配本。(^-^)

2010年度ブックレビュー#046
5

カテゴリ:
日本人のための日本史を縦横無尽に
語り尽くす全8冊シリーズの第2回配本。

第1回配本はこちら

今回は昭和編。
「第二次世界大戦」前夜の世界風景と日本の国内情勢。
今回も前回同様、教科書や学校では決して触れない、
数々の真実を歴史的文献を豊富に引用しつつ
昇一先生自らの体験を絡めて明快に語られている。
300ページ近い本だが、読み始めれば面白くてどうにも止まらない。一瀉千里。

良識ある日本人が知っておくべき必須の知識が詰まっている。
第二次世界大戦開戦の遠因と近因。
「真珠湾攻撃」を「奇襲」としてしまった外交官の国賊的大失策。
南京大虐殺などありえない理由。
闇に葬られた「通州事件」等。
枚挙に暇がない。

史実に基づいた正しい歴史知識こそ、
気概ある日本人の第一歩。
どんなに流暢な外国語を話そうが、
自国の歴史知識も矜持を持たぬ者は国際人の名に値しまい。
今の歴史教科書はマジメに学んだ優等生ほど
自虐史観に凝り固まった劣等感丸出しの日本人が出来上がってしまう。
息子には、教科書は入試のためと割り切らせ、
昇一先生のこのシリーズで歴史知識は学ばせている。(^-^)

次回は5月配本。「明治篇」。
日露戦争の意義を世界史的視点で雄弁に語ってくれるに違いない。\(o⌒∇⌒o)/

2010年度ブックレビュー#035

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私の息子は歴史好き。
ただ、学校の歴史の授業が全くあてにはならないので、
出来る限り私がフォローしていたが、
中2ともなるとそろそろ私の手に負えない
レベルになってきた。(;´▽`A``
学校の教科書ではテストは出来ても、
面白味に欠ける。
読んで面白く、思想的に確かな本はないか!?
探していたらついに見つけた。

日本の歴史 7 戦後篇
渡部 昇一
ワック ( 2010-02-10 )
ISBN: 9784898311417
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


わが私淑する渡部昇一先生の最新刊。
先生は上智大学の英語学名誉教授なれど
「日本史から見た日本人」をはじめ、
歴史関係の著作も多数。
その博覧強記ぶりは有名。

その先生が古代から現在までの
日本人のための日本史を縦横無尽に
語り尽くすシリーズ。全8冊。
今回がその第一回配本。
古代からでなく現代からの配本も嬉しい。

先生の著作の特徴は自らの体験が存分に入っていること。
単なる机上の空論でなく、ご自身の体験から
自ら思考し、判断を下す。決して通説に阿らない。
だからこそ、「教科書誤報問題」のウソを暴くこともできた。

自身の体験を色濃く反映させる書き方を
好まない人がいる事も知っている。
また保守本流なので、サヨク側からは目の敵にされる。
ただ、読んでいて一番納得でき、
よくわかる歴史は昇一先生の著作がダントツ。(^◇^)
読み始めたら面白くて止まらず一気呵成に読了。

もういちど読む山川日本史なんてのも売れてるみたいだが、
こちらでは面白くないでしょうな。(笑)
教科書で歴史嫌いになった大人には
元の木阿弥でしょう。
中学生が読んでもわかる面白い昇一先生の
日本史を推薦したい。
嫁と息子にも早速勧める。(*^^)

へぇ〜〜、こんな事実あったの!?
そんなこと学校でおそわっていないよ!
というような話が山のように出てきて、
目から鱗が100枚位落ちること必至。

今後、隔月でこのシリーズは刊行されるとのこと。
毎月、司馬遼太郎全集の発行を楽しみに待った大学時代を
思い出すワクワク感。これだけで1年間楽しめる。
超(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーー!!

2010年度ブックレビュー#018

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