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タグ:渡部昇一

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いつの間にか秋である。
日中は暑いものの、空の雲も真夏のそれとは
明らかに違う。

大学は始まったものの、後期は朝から授業があるのは
水曜日だけなので、それ以外は毎日午前中は散歩し、
シャワーを浴びてから出勤する。恵まれた境遇。

秋と言えば、「和歌」である。

大学の時、私淑する渡部昇一先生の助言に従い
古今集を全部読んだ。
そしてその中から自分の感性にあうものを
ピックアップして「私家版古今集」を作った。
古今集全部で1111首のうち、30首のみ。
これが選りすぐりの私だけの「古今集」。(^_^)

それをルーズリーフに書き写し、
壁に貼って暗記した。

秋というと浮かぶのはこれ。
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いつとても 恋しからずは あらねども
 秋の夕べは あやしかりけり
(よみ人しらず)

「いつだって恋しくないわけではないが、
ことさら秋の夕暮は胸がざわめく」
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秋には関係ないが、◎がうってある歌
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頼めつつ 逢はで年経る いつはりに
 懲りぬ心を 人は知らなむ
(凡河内躬恒)

「そのうちに逢いましょうなどと当てにさせておきながら
歳月がたってもいっこう逢おうとしない偽りの約束にも
まだ懲りないで、貴女のことを想っている、私の心の程を
わかってほしい」
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こういうシチュエーションが多かったのだろうか!?(^_^;

もう一つ。
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わが恋は むなしき空に みちぬらし
 思ひやれども 行くかたもなし
(よみ人しらず)

「私の恋は何もなかった空にさえ
満ちあふれてしまったらしい。
そのように想いやってもどこにも行く余地はないのに 」
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わが青春時代はよほど片想いばかりだったとみえる。(^◇^;)
が、それもこれも今となっては貴重な体験である。
それらすべての経験が今の私を作っているから。

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最近、嫁が義母の付き添いで病院で過ごす時間が長いため
その分息子と二人きりで話すことが一層多くなった。
もともと自営業のため、家にいることが多く
世の中のお父さんと比べたらダントツに息子と
過ごせる時間は長い。
とても幸せだ。(^o^)

先日も嫁を病院に送り、息子と私だけで自宅に戻る
車の中での会話。突然息子が言う。

息子:人はどうして死ぬのかな?

2年前に同居していた祖父(私の実父)の死を
体験しているため、今回の祖母(私の義母)の死も
大きく動揺するほどの衝撃はないもののやはり
「死」を身近に考えてしまうようだ。

私:人は10万回生まれ変わって、いろいろな人生を
体験するらしいよ。1つのパターンだけでは経験が
片寄ってしまって魂が磨かれないから、神さまが
「そろそろこの回は終わりにしようかな」という
ところで終わりになるんじゃないかな。
自殺以外のあらゆる「死」は天命だよ。

息子:小さい頃に死んでしまう子はレベルが高いだら〜?

私:そう、そう。
短くても1回分の人生としてカウントされるんだからね。
それで自分の子に死なれるという親として最大の試練を
与えるためだけに志願して来る子だけに「たましいレベル」
は極めて高く、9.5万回以上の生まれ変わりを経験している
だって。

だからその寿命が来るまで、しっかり「込めて」
生きような。

息子:うん

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わが私淑する渡部昇一先生がどこかの本で書いておられた。

お墓参りに定期的に行っている家庭の子で
グレたような子を見たことがない、と。

自分がたった一人だけでなく、先祖から綿々と繋がった
一本の線の上に存在し、そのおかげでこの世に生を受けていること。
自分もやがて「死」を迎え、同じお墓に入るのだという
安心感と、いい意味での緊張感。
そういったものが渾然一体となってその人の人生の
土台を堅固なものにしてくれているのだろうか。

身近な人間の死は大きな試練ではあるが、
そこからもまた学ぶべきものはたくさんある。

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