Ordinary

日常生活の些細なことに幸せの種を見つけて楽しんでいる平凡なオヤジの視点

タグ:蒲田健

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と言っても、福沢諭吉のそれでなく、
Podcast版ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」の話。
これまでも度々当ブログでもエントリーしている。
私がPodcastを聴き始めた最も初期の段階から
ずっと聴き続けている大のお気に入り。
もう4年目になる。

ホスト役・蒲田健氏の的確な質問と
絶妙な敷衍によって毎回実に分かりやすく
知的刺激に満ちた番組となっている。
彼の膨大な勉強量は容易に想像がつく。
頭が下がる。

先週のゲストは福岡伸一先生
彼のコア理論である「動的平衡」を中心に
知的刺激に満ちたすばらしいお話だった。

私の中ではこの1年の同番組の中ではNo.1の内容だった。
電車の中ではすぐ寝てしまう私が行きに聴き、
余りに感動して帰りにももう一度聴き直しても
全く寝なかったくらい面白かった。
私の睡眠力を破るほどの知的刺激に満ちた内容
といったら相当である。(笑)

「動的平衡」という視点を持つことによって
世の中の事象を捉える時の解像度が確実に上がった気がする。

福岡先生は理系の先生であるが、その表現の巧みさ、
レトリックの妙はもう見事という他ない。
アマゾンのレビューを読んでも、文章表現の上手さを
指摘する声が多い。
是非とも何冊か読んでみたい。

「センス・オブ・ワンダー」「動的平衡」「エントロピー増大則」
一見難しそうに聴こえる理論も分かりやすく解説し、
さらにそこから学問することの意味・面白さまで
言及している今回の内容は、まさに「学問ノススメ」の
題名に相応しい白眉の回だった。

一人でも多くの方々にこの番組の面白さを知っていただきたい。
こんな番組が無料で配信されている日本に生活できる
ことの幸せに感謝したい。
そしてこの番組がいつまでも続いてくれることを
心より願いたい。(^人^)

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柳家花緑という落語家さんがいる。
人間国宝5代目柳家小さん師匠の孫。
今週のラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」SPのゲスト。

私自身はTVで見たことはないが、嫁によると
フジテレビ『とくダネ!』の1コーナー「温故知人」に
レギュラー出演しているらしい。
たとえば、


正観さんのプロデュースしている「笑いオープンワールド
に毎年出演されていることだけは知っていた。

ということは、花緑さんは正観さん的な考え方を
されるであろう事は容易に想像できる。(^_^)

そして、聴いてみた。約1.5時間。

落語家なので、当然と言えば当然だが、
立て板に水の如く、言葉が流れ出る。
その一つ一つが非常にわかりやすく、
腑に落ちる。
比喩の使い方が巧みで、
思わず膝を打つことたびたび。(^_^)

「落語家」と言わずに「プレイヤー」と表現するところが
とても印象に残った。
「落語家」に対する彼の見方を表しているように思う。

「落語家はなぜ噺を忘れないのか」がメインテーマで
あったが、単なる暗記方法だけに話はとどまらず、
落語の魅力、稽古の方法、祖父小さん師匠の思い出等。

「ゆるゆると真剣に」
「リアルとらしさ」
「間」
「了見」
「正しいことより楽しいことを」
「未来は決めない」
あたりがキーワード。

すべては「人間」が大切。
芸は人なり。

会話の端々に正観さん的視点が見えて、
非常に勉強になり、面白かった。
彼の言葉に知性と温かさが感じられて
とても「快」な気分になれたことに感謝したい。

これまた無料のPodcast。
凄いなぁ〜、「学問ノススメ」SP。
面白さと質の高さでは群を抜いている。
必聴!!\(^o^)/

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