Ordinary

日常生活の些細なことに幸せの種を見つけて楽しんでいる平凡なオヤジの視点

タグ:DISCAS

4


3組のミドルエイジ男女の結婚・恋愛生活の紆余曲折を描く。
3組のカップルの関係を描くというのでてっきり
オムニバス形式かと思いきや、一つの話に3組が
うまく絡み合い、同時並行的に進行していく。
場面の切り替えもメリハリがあってタイミングもよく、
飽きることなく映画に没入できた。

三者三様の人間模様ながら、十分ありえる設定で
自己投影しやすかった。

あちらを立てれば、こちらが立たない。
光が当たれば、影ができる。
どちらを選択しても完全にはなりえず、
きっと何かが欠けてしまう。
そんな悲しくも滑稽な人間風景を
3組のミドルエイジがとてもうまく表現していた。

中でも、イッセー尾形と綾戸智恵の魚屋夫婦は
絶妙な味わいを出していた。

ただ唯一残念だったのは、
一番の主役であるはずの中村雅俊。
彼は30年間家族を顧みず仕事一筋の会社人間で、
外に愛人作って熟年離婚・・・という役柄なのだが
私には彼のイメージはどうしてもマイホームパパ。
それがどうしても抜けなかった。(;´▽`A``
佐藤浩市あたりを使ってくれると入り込めたかな。

奥さん役の原田美枝子が地味な主婦役と
独身になってからの垢抜けた女性の雰囲気を
見事に演じ分けていただけに実に残念。

最後の原田の選択は個人的には?だが、
30年間一緒に連れ添ったものだけが
到達しうる境地なのかもしれない。

部分的には泣ける感動的な場面もあったし、
テンポよく見ることが出来た。
しかし、中村のキャスティングと
唐突なエンディングがちょっと興醒め。
他の2組のカップルの展望も含めて、
もう少し余韻を残してフェードアウトして欲しかった。
そのあたりを割り引いて、☆×4。



5


ご存知、黒澤明監督の代表作のひとつ。
1963年制作。
昔、何となく見た記憶もあるのだが、
詳細はほとんど覚えていない。(;´▽`A``

お気に入りのPodcast「日高晤郎 私の本棚」において、
日高晤郎氏によって絶賛されていたので
本作品の鑑賞を思い立つ。
彼は自分の美学において是々非々が非常に明確。
下手なものは世間がどんなに高く評価しようが糞味噌に貶すが
良いものに関してはトコトン褒める。
「天国と地獄」に関しては最大限の賛辞を送っていた。
彼がそこまでいうのなら見てみようと思った次第。
TSUTAYA DISCASでレンタル。

不思議なことに面白い映画っていうのは、
冒頭、途中、クライマックス、
どの10分をとっても絶対面白い。
本作もその例外でなく、
最初から最後まで全く息つく暇もないほどの
緊迫感・臨場感の連続。
ミステリー苦手な私をここまで没入させるのだか
その妙味は桁外れ。
さすが黒澤明の最高傑作と言われるだけのことはある。

キャスティングも素晴らしい。
三船敏郎・仲代達矢・三橋達也・加藤武・木村功・山崎努
など重厚な役者がこれでもかというほど顔を揃える。
江木俊夫が子役で、菅井きんが麻薬患者役で
出てきたのには笑えた。

あらすじに関してはこちらをご覧ください。

「天国と地獄」という言葉は
様々な側面のメタファーとして読める。
犯行の動機、身代金受け渡しのトリック、
犯人逮捕までの捜査過程、全てに納得がいく。
それらが見事にエンディングに向けて収束していく。

この映画は見ておいて損はないです。
万一ご覧になっていない方には絶対オススメの一作。
こんな傑作を今まで見ていなかった自分が
恥ずかしい。

5
息子が学校でリスニング教材として聴き、
興味を持ちぜひ全部を見てみたいというので、
【TSUTAYA DISCAS】でレンタル。

サウンド・オブ・ミュージック 製作40周年記念版 (ファミリー・バージョン)
ジュリー・アンドリュース
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン ( 2008-04-18 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

ジュリー・アンドリュースが草原で歌うシーンや
「ドレミの歌」など断片的にはいくつかの
有名なシーンは知っているものの全体を通して
見たことが私も一度もなかったので、
楽しみにしてみた。

今さらながらですが・・・
大感動!パチ☆\\ ̄ー ̄)( ̄ー ̄//☆パチ

ミュージカルなんて見たことなかったが、
様々に錯綜するラブストーリーと忍び寄るナチスドイツの恐怖。
その波乱万丈を悲喜交交の歌で見事に織りなしている。
何度も感涙したのは涙腺の緩い私なら当然のこと。
(開き直り)
3時間近い大作だが、長さは全く感じさせない。
ミュージカル映画の中の傑作中の傑作
といわれる所以が良くわかった。
古典の名に相応しい。
休日の一日を家族皆で楽しめた。
音楽好きな一家には最高のエンターテインメントでした。
(^人^)感謝♪



5

前作『チームバチスタの栄光』は映画館に足を運んだが、
続編は見ようと思いつつ、見逃した。
やっと、DISCASでレンタルすることができた。

ジェネラル・ルージュの凱旋 [DVD]
竹内結子, 阿部寛, 堺雅人, 羽田美智子, 山本太郎
TCエンタテインメント ( 2009-09-09 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


本作は「堺雅人」の一人舞台と言っていい。
阿部寛と竹内結子も無論いい味だしているが、
すべて「刺身のツマ」状態。
それほど、堺雅人の存在感は圧倒的。
ウマイ!

TVドラマを殆ど見ないので
他にどんな作品に出演されているか全く存じ上げないが、
久しぶりに強烈なオーラを発する俳優を見た。

『チームバチスタ』と比べると、謎解き要素は少ないが、
それでもあのドンデン返しは思わず唸る。
後半からは医療現場の過酷な現状を訴えた問題提起の様相を呈する。

ハッピーエンドも私好み。(^-^)
「ジェネラル・ルージュ」の名の由来も粋。

今回もEXILEの曲がエンドロールで流れた。
『僕へ』というバラード。こんな曲。


『チームバチスタ』と『ジェネラルルージュ』の
どちらがいいかで鋭く意見が対立しているが、
個人的にはどちらも面白い。(^-^)
前者は謎解きが主で、AIの問題が従だったが、
今回は医療現場の問題点を描くことがメインで、
謎解きがサブ、という感じ。
どちらも一流のエンターテインメントに仕上がっている。
一見の価値あり。

尚、本作とは直接関係ないが、著者の海堂尊氏がPodcastで
ご自身の立ち位置を快活に語っておられる。
非常に気さくな方で頭の柔らかさを感じる。
興味のある方はこちらからどうぞ。



4
AKIRA@EXILEの初主演作品。
ちゃんと伝える スペシャル・エディション [DVD]
AKIRA, 伊藤歩, 高橋惠子, 高岡蒼甫, 奥田瑛二
Happinet(SB)(D) ( 2009-12-18 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


AKIRAはTAKAHIROとほぼ同時期にEXILEに加入。
舞台・ドラマとパフォーマンスの幅を広げ、
今回ついに主役に抜擢された。
演技のウマさはEXILE中、No.1だと思う。
ただ、今回の演技に関しては正直・・・「?」
をつけざるを得ない。
期待しすぎたせいかもしれない。。。( ┰_┰)

高校サッカー部の鬼コーチだったガンコオヤジ。
それを疎ましく感じ、避けてきた息子。
その父がガン告知を受ける。
これまで避けてきた息子が初めて父と向き合い、
気持ちを「ちゃんと伝える」ことを決意する。
ところが、その矢先、息子自身ががん告知を受ける。
しかも父親よりも悪性・・・
と、いうプロットなら、涙もろい私なら
号泣してもいいはずなのに見終わっても全然泣けない。(^^;)

脚本がちょっと単調のせいか・・・!?
軋轢のあった父子が紆余曲折を経た後、
最終的にお互いの気持を理解しあう、類似のテーマを
おくりびと」が扱っている。
こちらは「笑い」と「涙」と「感動」の三拍子が見事に揃っていた。
が、本作はそのメリハリがない。ひたすら単調。

頑固な父親に奥田瑛二、母親は高橋恵子、恋人役が伊藤歩
とキャストは豪華かつ堅実。
それと比較するとAKIRAの稚拙さはいかんともしがたい。(^^;)

監督が私と同郷で愛知県東三河出身のため、
私の知っている街並みが次々と出てくる。
非常に親近感が湧く。
私の普段歩いている散歩道のような景色が散見。
さらにEXILEメンバーが主演。
という2点があるので、私は最後まで見られたが、
これがないとツライかもしれない。
最大限に甘くしても、☆×4
残念。-----------------^( ToT)^
次回作に期待したい。




5
還暦直前にプロテストに合格し、
今も活躍を続けるゴルファー古市忠夫氏を描いた、
感動ドキュメンタリー映画。

ありがとう
赤井英和, 田中好子, 薬師丸ひろ子, 尾野真千子, 前田綾花
バップ ( 2007-06-27 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


阪神淡路大震災で被災し、営まれていたカメラ店をはじめ、
家族以外すべてを焼失する。ところが不思議なことに、
近くにとめてあった他の車は全部燃えているのに彼の車だけ
奇跡的に無傷。そしてそのトランクに残るゴルフバッグ。
「ゴルフで生きていけ」とカミサマの言葉のごとく。

玄人はだしの腕前ではあるものの、所詮アマチュアの域。
しかし、彼はプロテスト受験を決意する。
プロテストは合格率2.5%。
その難易度は司法試験並み。
しかも受験者の大半は20歳代。
当時還暦目の前の彼にとっては夢のまた夢の世界。

家族や友人、近隣住民の応援や協力、そして震災で亡くなった
人々の思いを胸に秘め、彼は練習を重ね、ついにその難関に挑み、
奇跡的に合格する。その波瀾万丈を描く。

前半60分はゴルフの話は全く出ず、震災の現実をリアルに描く。
愛知県に住む私はかすかな揺れしか記憶にないが、
ところどころ実際のニュース映像も流れ、
実際に震災にあわれた方はリアルすぎて鑑賞に耐えないのではないか。
それほどリアルで、重い。
後半からプロテストに賭けて練習を続ける主人公の姿に
テーマが移るのでやっと気持ちよく前向きに見られる。

全体として地震の話が長すぎる気がする。
ゴルフに向けての話にもう少し早く移行しても良い。
また主人公は赤井英和、その奥さんは田中好子が演じているが、
個人的にはどちらもしっくりこない。
感情移入できにくかったのは残念。o(;△;)o

尚、映画の中では描かれていないが、Webサイトによると、
実際の古市氏はプロテスト合格から2年後、
関西プログランドシニア選手権でプロ初優勝をはじめ
プロで8勝もされている。
直近では、今年の7月、
関西プロゴルフゴールドシニア選手権大会
相変わらず活躍されていることがうれしい。
今後も一層のご活躍を期待したい。




5
「億万長者専門学校」なる言葉自体そもそも胡散臭い(笑)
が、TSUTAYA DISCASでレンタルしてみた。
笑いながら夢をかなえる億万長者専門学校
「HOWTOシリーズに傑作なし」との風評があるようだが、
それほどの不信感は私はもっていない。(;´▽`A``

内容は先に鑑賞した「心のブレーキの外し方」とかなり類似点がある。
ただセミナーの雰囲気は180度異なる。
先の石井裕之氏は物静かに柔らか口調で説得力抜群。
それに対し、今回の講師・クリス岡崎氏は、
アメリカ式セミナーの影響を色濃く受けているせいか、
異常なほどハイテンション。
これは好みの分かれるところ。
根が真面目な日本人としては、8:2で引く人のほうが
多いと見た。(;´▽`A``

また石井氏はセラピストとしての体験を静かに語るスタイルだが、
岡崎氏は、アメリカで参加した他のセミナー講師の話を自らで実践し、
その過程で日本人流にアレンジして表現している。
すべての面で正反対の二人。

しかし、その二人の発言が期せずして
一致している点が多いのも興味深い。
異なった方向からひとつの頂を目指して登っている感じ。
要はどちらでも自分の感性に合う方を選べばよいのだろう。

私は・・・石井氏の方がいいかな。(笑)




5
数年前に友人のつぶ庵さんのブログで紹介されていたときから
ずっと頭の片隅にはあったのだが、なぜか読む機会が
なかった本。
それがDISCASのDVDで見かけたので、ふとレンタルしてみた。

著作の方は読んでないのだが、
つぶ庵さんの詳細なレビューを拝見すると、
今回のDVDは本の内容とほぼ同じ。
というか、この講演を活字に起こしたものが
本になったものでないかと思われる。(^_^;)

章立ても全く同じ。
======================
1 スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。
2 なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?
3 あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。
4 迷ったときに役立つ“たったひとつの言葉”
5 過去も未来も変える力
6 実績や経験に頼らない。
7 フェイク・イット!
======================

90分の講演だが、非常におもしろく短く感じられる。
個人的には非常に合点がいく。

エッセンスは・・・
1.「潜在意識の現状維持メカニズム」→「変化を嫌う」
2.「感情を行動に変えて維持させる」→「受動から能動への転換」
3.「潜在意識は複数の人格をもつ」→「一部に突出せずに全体を見渡し底上げする」
4.「潜在意識は答えが出るまで探す」→「やらなかった事を後悔しても答えはでない」→「潜在意識のリソースを無駄にする」→「迷ったらとりあえずYESといってやってみる」
5.「今、この瞬間自分にできることだけする」
6.「自分を変えようとする場合、人脈や知識は邪魔になる」
7.「Fake it」(フリをする)→目標の自分を演じる→「Make it」(達成する)

内容もそうだが、講演の雰囲気がとてもよい。
波動がいい。
講師の石井 裕之氏の話し方・物腰が柔らかく、
とても好感が持てる。
声も耳当たりが良く、聞き取りやすい。
インストラクタとしても勉強になる。
非常にいいDVDに出会えた。

一人さんをはじめ、CDの講演は今まで何枚も聞いてきて
慣れてきたが、映像があると音だけより一層臨場感が伝わってくる。

TSUTAYA DISCASはもともと映画観賞用に会員登録したのだが
学期中は多忙で家で2時間も映画を見ていられない。
そこで方針を変えて、自己啓発系のDVDをレンタルして、
それをMP4に変換してiPodに入れ、通勤時間中に見ることにした。

そうしたら、『私が一番受けたいココロの授業』『私が一番受けたいココロの授業 Part.2』やこのDVDに出会えた。
当初の目的は全く異なる方向に展開しているが、
これがまた想定外なほど面白い。(^_^)
DISCASに入会しなければ、こんな面白いDVDに出会うことは
決してなかっただろう。
実店舗には決して行っていられないだろうから。

こんな素晴らしいDVDを200円程度でレンタル
してくれるTSUTAYAに感謝。
またこの本の存在を私の「潜在意識」に刻み込んでくれた
つぶ庵さんにもあわせて感謝。ありがとう!(^o^)




5
先月DISCASでレンタルして、非常に感動したので
早速Part2を借りてみた。
今回も前回同様、講師の熱いパッションが
画面全体からほとばしる素晴らしい講演だった。

Part1が「何のために働くのか」「幸せとは何か」等の
総論的話だったのに対し、今回は、より主題を絞り、
「与える者は与えられる」をテーマに様々な逸話で
それを証明してみせる。

さらに、個人レベルではなく、民族として
「日本人は素晴らしい国民である」ことを
歴史的事件から繙いて熱く語る。

ここまで来ると、もう「就職対策セミナー」の領域を
完全に超えている。(笑)
比田井氏の「本気」のセミナーに心打たれること必至。

尚、著者は「メルマガ」や「ブログ」も発行しておられる。
こちらも毎回非常に熱い内容だ。(笑)
購読をオススメしたい。

ところで、私はレンタルしたDVDをShrinkでリッピングし、
それをHandbrakeでmp4変換して、iPodで電車の中で見た。
途中、余りの感動に思わずウルウル(;.;)
もう一度落ち着いてゆっくりと部屋で見直したい。(笑)




4
先日読んで非常に感銘を受けた「ガンは治るガンは治せる」で
紹介されていた映画。
ナイロビの蜂
レイフ・ファインズ, レイチェル・ワイズ, ダニー・ヒューストン, ピート・ポスルスウェイト
日活 ( 2006-11-10 )
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


アフリカの人々を人体実験台にして、
莫大な利益を貪る製薬会社のおぞましい姿を描く。
政府高官までが製薬マフィアの一員。
国際製薬メジャーの裏面を暴いた勇気ある作品。
抗ガン剤メーカーもこれと全く同じである、と
前著の著者は語る。
怖すぎる。
もう何を信じていいのやら。。。の世界。

アフリカの大自然の雄大さと対比して、
人間の余りの野蛮さとエゲツナさに辟易。
月曜日の朝イチに見る映画ではなかった。
軽く後悔。(^_^;)

しかし、こんな現実もあるのだから、
と、自分に言いきかせながら何とか2時間見続けた。

おぞましい現実だが、
それに失望して自分まで暗くなったのでは意味がない。
こんなときは自分に言い聞かせる。

自分は同じ行動はしない。
自分の周りだけは明るく照らす。
自分の幸せな現実に感謝する。
自分のできることだけをする。

原題:The Constant Gardener(2005)
アカデミー賞では、レイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞したほか、
脚色賞、作曲賞、編集賞でもノミネートされた。
「感動のミステリー・サスペンス」と紹介されていたりするが、
私にはとてもそうはおもえない。
重い映画だった〜〜。(×_×;)




↑このページのトップヘ